2012年6月28日木曜日

副作用〜少しずつ身体が戻ってくる

今回の、高脂血症の薬ベザトールの副作用は平常の半分の量から始めたこともあり、最初は足がだるかっただけであまりきつく来なかった。

しかし、6月14日に飲み始め1週間後に両脚に発疹が出てやめたが、その前夜にただのだるさが急激に変化し、足が燃えているように熱く感じ眠れない程のだるさになった。翌朝びっしり発疹がでていた。

そして、直ぐに薬をやめたが、その後の方がむしろ辛かったような気がする。

まず、ビリっと引き攣る痛みが両足の太ももの外側を走り、ふくらはぎにも来た。
最後は背中で、一つ前のブログのような前兆が現れ始め、身体をあまり動かす事ができず、まじ辛かった。あれが来てしまうと筋肉を引き裂かれるようで、もう身動きが取れないから・・・。

結局は背中の痙攣は回避できたが、今日で薬を飲み始めて2週間になり(止めて一週間)、やっと自分の身体が戻って来ているような気がする。早歩きしても多分痙攣はおきないぞ!って感じられるようになった。
それでもおそるおそるで、ウォーキングに行く勇気はまだ出ない。

今までで副作用が一番ひどかった時は、足に力が入らず歩けなくなってしまい、普通の暮らしをしてはいたが、本当の意味での回復に1年以上かかったような気がする。

その後は経験からひどくする前に自分が異変を感じるので、薬を即ストップできていた。大体3回くらい服用すると全身がだるくなりストンと手の力が抜けるので、駄目なのがわかった。体中で知らせてくれる。そんなわけで歩けなくなるようなことはなかったが、短い期間の服用でもやはりなんらかの後遺症が残って身体のリズムが狂い、取り戻すには時間がかかった。

今回は、前回の服用から1年半経っているし少量だったので静かに来たのがいけなかった。症状が出るのが遅れたのだ。自分でも体中が警告するようなざわざわ感が感じられず、タイプが違う薬のようだし〜大丈夫だと思って1週間飲んでしまった。少し体内に溜ってしまったようだ。

運動や食事療法、何をしても下がらないコレステ君、あなたは私に必要だからそんなに高いのかしら? 本当に下げないといけないの?

確かに動脈硬化があるし、狭心症も起きているのだけれど・・・それでも無理して下げようとして薬の副作用が出て苦しむより、このまま高脂血症と仲良く元気でいた方が良いような気がするのですが、患者のエゴでしょうか?



2012年6月26日火曜日

ギックリ背中の前兆っぽいけど・・・

今日は快晴!

とても気持ちよいので、色々働いて、ウォーキングにも行って・・・と思っていたのだが、過去2回やっているギックリ背中の前兆っぽい痛みが背中でざわめいているので、静かにしていた。

無理して動いたら絶対なる! だって、あの筋肉が破れるような痛みが来たら、本当に大変なのだもの。かたまってしまう。
マイナスイオンのテープを背中に貼って、フラワーエッセンスのリラックス系を塗って背中に負担がかからないように気をつけていたら、少し楽になってきた。

しかし、依然ギックリ背中を起こした後に残る痛みと良く似た痛みが背中にある。

どうぞ、ビリッと来ませんように!
「お願いよ〜!!!」 ところで誰に頼んでいるの?

2012年6月21日木曜日

足のむくみ

おばあさんの足がゾウさんのようだ。

意識が足に行ったということは他は大したことないということで、そんなに悪い兆候ではないのだが・・・。

昨日行った時に、サイマのM先生に言われたむくみを取る体操をしてマッサージをしてみたのだが、今日行くと早速効果が出ていた。
足が細くなった!

というか、今までパンパンに腫れていて見えなかった骨が見えていたのだ。

オババは、「昨日ソラちゃんがやってくれたマッサージが効いた」というのだが、多分先生お薦めの腿上げ運動が効いたのだと思う。

つまり、オババの場合むくみは完全に運動不足から来ており、筋肉を使わないで腰掛けてばかりいるので、悪い物がみんな下肢に溜まってしまっている状態なのだ。
上に上がって行かない!

そこで:
① 腰掛けている時は必ず足を高くしなさい!(と言ってスツールを置いてあるのだけれど、何度やっても私が帰ると忘れてしまう。)
② 眠る時は少し足を高くしてね
③ この体操をしよう!
A. 膝を直角になるまで引き上げる。
(階段を昇ることができないから、その代わり立ったまま、手でどこかにつかまって転ばないように十分注意しながら交互に腿を引き上げて足踏みをゆっくりするのだ。しかも上で停めて1、2、3と3つ数えておろす。それを飽きるまで繰り返す)
B. 足を斜め前に伸ばして、足首を伸ばしたり引き上げたり、ふくらはぎに刺激が行くように気をつけながら。同じことばかりだと飽きるので、その間に時々足の指でグー・チョキ・パーを繰り返す

この3つを繰り返してやっただけで、一日で効果がでた!ということは完全に運動不足からきているむくみということになる。

今日は更に、フラワーエッセンスのクリームを持って行って、マッサージをしてあげた。
蒸しタオルで足を温めてから『ダンピエラ』これは痛みを和らげたり、血行を良くするオーストラリアのワイルドフラワーのクリームのブレンドで、私には強すぎて、大変な目にあったものだが、他の人々にはとても良く効いている人気のクリームらしいので、にぶくなったオババならば・・・と思ってマッサージしてあげた。
気持ちよかったようだ。

運動好きなオババに良き効果がありますように。

ところで過敏症の私は、昨夜足がだるくて全く眠れず・・・ふくらはぎを切り取りたいほどだるくて辛かったのだが、案の定、今朝見ると両脚全体にひどい湿疹が出ていた。
太ももからふくらはぎまでびっしりと。

先週の木曜日から始めた新しいコレステロールの薬、ベザトールの副作用が又出てしまったのだった。これで、コレステロール系の薬は全滅!10種類近くになるのでは?

リポバス、リピトール、リバロ、メバロチン、ロレルコ、コレバイン、ゼチーア、そして今回のベザトールが全滅。
エバデールとユベラNソフトカプセルは効果無し。

今まで試した数々の薬は全部副作用が出てしまっている。

やはり私はCTの機械が壊れるくらいだから人間ではなく・・・異星人なのかも。あるいは、原種に近い人間で、薬は受けつけないのかな? やれやれ・・・

2012年6月17日日曜日

一番の元気印だったのに!

友だちが亡くなったのは高校の時以来だ。

今朝、私の携帯に登録してない人から電話がかかって来た時、何となく分かった。
そして相手がお名前をおっしゃった時、訃報だと感じた。

ご主人とは面識がなく全く初めてお話したが、奥様が亡くなられたばかりなのにとても落着いていらして、配慮のある感じの良いご主人だった。
いつも彼女から話しを聞いていたから、何となく親しみを感じた。
そして、私もとても落着いて事実を受け留めたのだが、、、理解はできたのだけれど、信じられなかった。

彼女は稀にみるマイペースの女性で、上智のKevinのクラスで13年おつきあいした女性だった。初めてクラスに参加したときの同期が男性2、女性2人の計4人いたのだが、そのうちの一人だった。4人ともその後もずっとクラスを取っていたし、それ以前から取っていた友だちもそのクラスで出会った人々は今でもとても仲が良い。

どんと構えていて何にも動じず、いつも少しずつズレていてむしろかなり鈍感に見えるのだが、意外にもとても鋭い感性を持っていて、人を見抜いたり、その時の落とし穴を指摘する能力はなかなかだった。(興味あることに偏ってはいたが)

13年前の最初のクラスの映画は『フライド・グリーン・トマト』。今までのベストと言える程面白いクラスだった。
何故か彼女は私になついていて、(私より年上)いつも授業の後に「あそこのあれね、こういうことよね?」「あれはこういう意味でしょ?」必ず私をつかまえて聞くのだが、合っている試しがなかった。あまりズレているので少々うっとおしくもないではなかったが、いつの間にか無言の信頼関係のある10年を超える付き合いになってしまった。

人のことなど全く気にすることなく、いつものびのびマイペースで、辛口の発言も平気だった。
私があまり率直に物を言うので、その裏表のなさが気に入ったのか、「ソラさんの居ないクラスは、つまらない・・」と私が講座を取らないといつもキャンセルしていたほどだ。

今年の4月、私は母のことがあるので今回もクラスを取ることができなかった。
ある日珍しくまぶしいほど鮮明に彼女の夢を観たので、すぐにメールした。
「あなたの夢をみました。とてもお元気そうで・・・・・・今回もおやすみします〜」と、しかし返事が来なかった。

彼女は気まぐれだからそんな時もあるのだが、少し遅れても必ず返事はくれたし、講座の合間には必ず連絡をくれていたから、へんだなあ〜と思っていた。

いつも楽天的で、「なに、あの3畳一間って、しょぼくれた世界ねえ。あたくし嫌だわ」とかぐや姫の神田川や赤ちょうちんの歌のことをすか〜〜んと文句言っていた。あれはわれわれ世代のバイブルみたいな曲なのに、彼女には全く縁がなかった。

「それに、何よ銭湯なんて、とんでもない!貧乏臭くて嫌!」

あの夢の中の思いっきり元気な彼女が、最後に私が見た彼女になってしまった。とびきり生き生きしていて私にはっぱかける。イメージがまだ鮮明に刻まれている。

「ソラさん、野菜ばっかり食べているから、直ぐ捻挫するのよ。かまぼこお食べなさい!」
「大丈夫、息子さんは絶対大丈夫よ!お嬢さんもね」

「なんで私にだけ言わないのさ?」と一度大事な報告を彼女の口から直接聞かなかった時に文句言ったことがある。

彼女の答えはこうだった、「そんなこと恥ずかしくて言えないわよ、そういうことは一番大事な人には最後でいいの、しかもどこかの誰かからそれとなく耳に入ればね。」

F子さま、本当にもういないの?


2012年6月15日金曜日

ふ〜ん、こういう世界なんだ・・

私はある病院の会員になっている。

昔から大の医者嫌いの私は、コレステロールの値が大変高くて、動脈硬化もあるので以前から薬を飲むように言われていた。何をしても下がらず体質的なもののようで心を悩ましていた。

ある年、たまたま行った市の健康診断の心電図で異常が出ていしまい、コレステロールを下げないと心筋梗塞で死にますよと言われ仕方なしに飲んだ薬の副作用でひどい目にあってしまった。

全身がだるくなり発疹が出て筋肉に力が入らず手からは物が落ちるし、更にうまく歩けなくなってしまったのだ。薬をやめてから回復するのに随分かかった。それ以後断固と病院を拒否していた。

しかし、その後も狭心症の発作を何度も起こしてしまい、医者への不信感から病院も拒絶していたが、Kzさんからある病院の会員になるように言われ、仕方なく同意した。いつでもやめればいい、そう思った。

ここの先生は大変理解があり、私の特異体質をよく分かって下さり、薬の無理強いをしないし、ちょっとでも調子悪いと直ぐに薬をやめてくれるので、信頼関係が生まれ、この先生に限って私は安心して診ていただいている。
そして実際、随分色々とお世話になっており、会員になって良かったと心から思っている。

それでも、試したコレステロール系の薬は全滅で、副作用がひどい。

昨日は発作が先月起きたこともあり、これまた高いコレ値で、随分長い間薬をやめていたけれど、今までとは成分が全く違う薬だから今回は試してだけみましょうと、新しい薬を処方された。さて、今度はどうかな?

ところで、病院のラウンジで待っている時、二人の中年女性が話していた。二人は見たところ相当裕福らしい。身につけているものは、家庭画報の宣伝にのっているようなものばかり。

私は待ち時間にこのラウンジで家庭画報とか婦人画報をパラパラ観るのが好きなのだが、この日はどちらもなかった。よく見ると、一人のおばさんが読んでいる。婦人画報だ。
更に良く見ると、今診察室に入ったおばさんの荷物の横に家庭画報が置きっぱなしになっている。戻ったら見ようとリザーブしてあるようだ。

席を立つ時は雑誌は元に戻すのが当たり前と思ったが、お金持ちのおばさんにはそういうルールがないようだ。私よりは少し上だと思うが、あの肝のすわり方と図々しさから行くと70歳近くか?

おばさんが診察から戻って来た。
「ねえ、あなた これからどこでランチする?」
どうも二人は友だちで、一緒に会員になり、検診の後はいつも二人でランチに行くようだ。次の検診の予約まで同じ日にしていたから。

「この家庭画報のこの店良くない?」はは〜ん、おばさんそれで棚に返さなかったな。
「でも、これ8500円だって。これじゃ安くて美味しくないかも。こっち12000円だからこっちの方が美味しいんじゃない?」

「!!」このおばさんたち、ランチで1万円も食ってるのか!!
値段で味が決まってたまるかい!しかも8500円は安いだと・・・むむ、こちらは780円や1050円で悩むっつうに。

続いて美白の話やエステの話。次はどこどこのエステに行きましょうと約束していた。

やれやれ、私はこういう病院の会員なのか。そういえば、有名人も何度か見ている。随分でかい態度をしていた人もいたなあ。有名人だから目立たなければいけないみたいにお供をつけてドック入りしていた。

私は随分異色だろうな? 
先生やスタッフとはとても仲良しだけれど、、、もっとも病院がスタートした時からの会員だからあちらもそんなに粗末にできないだろうが。

こういうどこか成り上がりっぽいステータスシンボルみたいなのは如何な物かと思うが、まあ、信頼できる医者に出会えたのは私に取って大きなことなので、時々ラウンジで人間観察をさせてもらおう。

どうもそぐわない場所にいるのは落着かないはずなのだが、そういう人たちと付合う訳じゃないし、意外にもとても安心できて居心地が良いのでまあ、良いか!
Kzさんが元気なうちは会員でいさせてもらいましょう。


2012年6月12日火曜日

『ジョン・レノンを殺した凶気の調律A=440Hz』by レオナルド・G・H


"The Book of 528: The prosperity key of love"   by Dr. Leonardo・G・Horowitz
レオナルド・G・ホロウィッツ著 (訳:渡辺亜矢)

またまたKzさんの買って来た本だが、太陽から来る愛の振動数、528Hzに惹かれて読み始めた。

まず、5/28が私の誕生日であることで、この数字の一致には何かご縁があるのかもしれないと思ったこと。そして自分自身がサイマティックスの施療を受けて体調が改善した経験があることから、この振動数に大変な興味を持ったためだ。

私は、ホロビッツ博士のことも528Hzの音のことも全く知らないし、数字にも興味がないのだが、ある特定の振動数が人にとてつもない影響を与えるということは自分の身体を通して知っているので、音は大変大事なものだと認識している。
考えようによっては自己を壊されたり、洗脳されたりとても恐いものでもある。

528の周波数(振動数?)は、心臓のチャクラに通じ、植物、緑の波長と同じであるらしい。自分が常に緑に惹かれ、緑色を必ずどこかに使うのも、無関係ではないかもしれない。緑や黄色は気持ちが落ち着き、とても安心する。
自分の心臓の不調の癒しに無意識に求めているのかもしれない。

試しに、528Hzの音を聞いてみたが、そのネット上ではソースが確かかも分からないので、変なものが混じっていて悪影響を受けてもいけないのでやめておいた。
中にはとても気持ちのよい音もあったが・・・その辺りは信じて良いのか、慎重な私だ。

528Hzの愛の音が、壊れてしまった心や世界を本当に元に戻せるのかは知らないが、何らかの波動が何らかの作用をし何らかの影響を何かに与えていることは確かだと思う。
この世は音や波動で満ちている、だから常に何かに影響されているのは仕方ないことで、神経質になって避けていても仕方がない。

それより、自分で良いものを選択して、良い影響を受けられるセンサーを身につけて、悪い波動も内包しつつ、簡単には影響されない自分を築いて行かねばならないのだろう。

自分から発する波動が愛に満ちていたら、それはそれで素敵だと思う。





2012年6月7日木曜日

弱音を吐こう介護日誌(29) 〜どないしまひょ!

最近のオババはいくら欲目で見ても、センスが良いとは言い難い。これも認知症の特徴なのだろうか?色が普通と違ってみえるのかな?

今日のオババ:
「お母さん、模様と模様がけんかしちゃって何だか変だよ。
(京都のブティックで五色豆みたいだと言われた前科あり、とにかく模様が好きなのだ!)

「とにかく下のTシャツはこっちの無地に着替えよう。」

と言いながら、一枚ずつ脱いだら、結局以下の4点を着ていた。
まさか2枚の柄々のVネックを重ね着しているとは・・・あり得ない!
頭の中どうなってるの???

内側から、

①無地袖無しレース付きピンクシャツ(胸元からピンクのレースがでるように着ている)
②ユニクロ ローラ・アシュレイ全模様TシャツVネック
(昨日私が買って行ったものグレー地に全体に細かい鳥のプリント模様)
③本物ロ−ラ・アシュレイ花模様TシャツVネック
(白地にブルー系パープル系花模様、よそ行き用に先日買ったばかり)
④ブルー系ペイズリー柄、薄地カーディガン(ジョーゼットみたいな材質、全体に模様)

何と言う組み合わせだ〜〜、あっちを向いてもこっちを見ても、模様・模様・模様・・・いくら模様が好きだからって、、、ショック!

そしてもう一つ更なるバージョンアップしたショック!!ショック!!!

買ったばかりのたか〜〜いローラ・アシュレイのTシャツのお腹のあたりに、大きな太い字でマジックで『市川』って書いてあるではないか。ど真ん中だよ。(なんでユニクロの方にやってくれなかったの???)

6000円もしたのにぃ!! あまり欲しがったから買ってあげたのにぃ!!!
外出用だったのに、もうよそへ着ていけないよ〜〜・・・ちょっと泣きたい気分。

ばあちゃんなぁ〜〜 言っても無駄か・・・

『家族のうた』〜オダジョー不振?

面白かったんだけどな!

久しぶりのオダギリジョー主演の番組、8回で打ち切りになってしまった。
作品のメッセージが全く伝わらず、尻切れトンボでちょっと消化不良ぎみ。

無くなってしまった3回分でどのようにまとめ、表現していたのか気になるところだ。

ユースケ・サンタマリア、大塚寧々、トータス・松本、貫地谷しほり・・・毎回何気なく登場するゲスト等、わきをかためる癖の強い役者さんたちに引かれて、「このメンバーなら多分面白いのではないかな?」と思って観ていたのですが、、、

今まで、結構私が気に入って観ている番組が、最低視聴率だったとかの経験が多々あるので、私の好みは多分一般受けしないのでしょう。
例えば、大河ドラマでは『花の乱』とかは本当に素晴らしくて・・・でも後で知ったら最低視聴率だったらしい。同じように低迷していた『江』などは、私にとっては質の上で全く違うものだと思う。何故ならばあまりにもつまらなくて途中で観るのを止めてしまったくらいだから。
視聴率でみると、自分の好みは「あれ、あれ、、、これも低いの?」って感じで、微妙な気分です。

そういえば、個性豊かなこだわりのあるお気に入りの店が経営困難になってよくつぶれます。

今回の作品は第一回目で、『やっぱ観るのやめよう!』と思ったから。
初回のできがしっちゃかめっちゃかで、飛び過ぎていてテンションが高過ぎ観ていてとても疲れました。それにわけの分からない、ちょーしづいた軽めのおふざけ番組に見えてしまったことが敗因ではないかと感じます。

他にも盗作騒動とか色々あったようですが、本当に内容が面白ければ観るでしょう。
初回の視聴者を二回目に引きつけることができなかった。初回でみんな見切ってしまった、のだと思います。なぜなら視聴率の推移を見る限り、見切らなかった人たちは最後まで続けて観たのですから。

たまたま2回目も観てしまった私は、初回のくだらなさに比べ「あれ、そんなに悪くないよ、これ!」と、好感を持ちました。むしろ台詞の面白さ、今の時代に欠けていることやものへの挑戦的着眼点に興味を覚えました。

『ミジンコ』はなかなかいい!  『ロック』も!

「我が家でも、なにミジンコみたいなこと言っているのさ」と小さなことでぐちぐち悩んだりするとついミジンコが出て来るくらいだから。
まあ、難点は私でもあげられるくらいたくさんあるので、脚本家やスタッフは原因追及して、頑張って今回の失敗を乗り越えて欲しいです。

「この面白さがわからないなんて、おまえら〜ほんと、ミジンコだよ〜」って早川正義さんに言われそうですが・・・

斉藤和義さんの『月光』ってエンディングテーマは、この番組そのもので、ずしんときてなかなか良かった。歌詞の中に、人生があるから。私の itunes にしっかり入っています。それからオープニングの曲も「ロックだぜ!」ってガンガン来る・・・そういうこだわり、好きです。

2012年6月5日火曜日

『ミッドナイト・イン・パリ』 by woody allen


Woody Allenの最新作 "Midnight in Paris"を観て来た。

巷では最高傑作って言っていたけれど、本当にそうかな?

いつ行こうかと前から気にしていたら、丁度吉祥寺のバウスシアターでやっていたので、掃除をそっちのけにして観て来た。
この映画館は小さくて汚いけれど、上映する作品はバカにならない。良いものを選んでくれる。

監督の個性は出ているけれど、ちょっと盛りだくさん過ぎて疲れた。彼が書く文章のように、又彼のしゃべり方のようにめまぐるしくせわしい作品だ。過去に行ったり、時空を超えて辞書の動詞の活用の世界に入り込んだり、ボバリー夫人に会ったり、彼の作品はいつも忙しい。

でも、この映画を観ながら一人で一週間滞在してくまなく歩いたパリを思い出し再度満喫できた。カメラが歩いている感じを良くつかんでいた。歩くという点ではこの主人公の作家のギルと私は気が合うかもしれない。

今までに監督の映画はかなり観ていると思う。
前作の『それでも恋するバルセロナ』とは又作風が違って着眼点は面白いが、真夜中からあれだけの有名人が次から次へとてんこもりに現れるのは現代人には疲れる。フィッツジェラルド夫妻に会うだけでも大事件なのだから。

当時のムーランルージュでは、あれらの人々が互いに行き来しているのは当たり前なことなのに、現代人があそこへ行くと今では超有名人なってしまったダリだのピカソだの私の好きなロートレックなどがその辺にゴロゴロいるのだからたまらない。

古き良き時代とか昔は良かったとか言うけれど、今が最先端のはずの現在も未来から見たら通過点に過ぎない。それがメッセージかな?と監督の声を聞いたような気がした。

主人公のギルはあの婚約者と結婚するよりは、パリの町を雨に濡れながら歩くのが好きな古道具屋の彼女と暮らす方が人生ずっと素敵だと思う。
ともに暮らすならば、価値観が近いというのは素敵なことだ。

サルコジの奥さんのカーラ・ブルーニが本物の美術館員みたいでいい味を出していた。いかにも自由で、おかしな女性だとつくづく思う。

新車命名:ニナ

偶然にも私の誕生日にやって来た我が家のX3は、Kzさんから光栄にも『ニナ』と言う名前をもらった。

ニナはKzさんと私とで夢中になって読んだこの本のオオカミ『ブレニン』の一番大事な友だち(伴侶?)でパン・オ・ショコラが大好きなジャーマンシェパード(アラスカンマラミュートとのmix)だ。以前見た写真はちょっとグレーベージュがかっていように思うのだが・・・雰囲気がピッタリだ。

マーク・ローランズさんの『哲学者とオオカミ』は私たち(特にKzさん)を魅了し、生き方・考え方に大きな影響を与えてくれた。

多分前の車がブレニンなのかもしれないし、ブレニンはKzさん自身かもしれない。
我が家にはブレニンの持つオオカミの時間が流れている。

軽井沢のお気に入りの絨毯も、最初 『pino』(松葉屋さんで買ったし、色が松に似ているから)かな?と思ったが、その肌触りや存在感から、ブレニンと呼んでいる。
家に到着すると、私はまず "Hi, Brenin!"  と絨毯に向かって、まるでわんちゃんを撫でるように挨拶する。

これからしばらく、ニナと行動を共にし、ニナが私たちの安全を守ってくれると思う。
そんな気がする、象さんみたいな車なのです。




2012年6月2日土曜日

認知症の特徴 〜記憶力低下と無気力編〜

母がホームに移って、1年と4ヶ月目に入った。

病名は一応『アルツハイマー型認知症』

時が過ぎてひどく悪化しているかと言うと、入居当時に主治医から言われた「ご家族の認識ができるだけ長くできるように・・・」という段階はクリアできているかもしれない。

以前書いた『固執』的特徴はまだまだ首位の座を譲らずに続いているが、その出方は緩やかになり、当時よりは穏やかに怒鳴ったり罵ったりせずに納得してくれるようになり、性格の一部になったような感じで定着し落着いている。

これは:
① 信頼関係による安心感

スタッフの方々の礼儀正しい、温かい接し方のお陰で、信頼関係が肌で感じられるようになって来たことからの『安心感』によるものと思う。

ホームの方々には本当に良くしていただいている。

② 新薬の効果

昨年5月から飲み始めた新薬の、メマリー錠とレミニール錠が精神的均衡を保つためには効力を発揮していると思う。

これらの薬は、本人のためもあるが、攻撃性がかなり減少してくれるので介護者にはありがたい薬かもしれない。

【記憶力の低下】
現在の母は『瞬間・瞬間』

普段の会話はとてもスムーズに成り立つ。
受け答えはいいし、会話内容もとてもしっかりしている。
相談にも乗ってくれるし、一生懸命一緒に悩んでくれる。特に元経理担当だけあって、金銭関係のこと(ホームの費用や母の貯金・・・等)と、感情面に訴える悩み相談に威力を発する。

しかし、話していた内容は恐ろしい速さで忘れて行く。自分の意見を言い終わったところで、何を話していたか忘れてしまう。

多分、雑誌の記事、テレビの連続物は全く意味をなさないはずだ。
ドラマを観ていても、会話とは違い、一方通行なので記憶能力に刺激が行かずストーリーがつながらない。
新聞や雑誌、本なども読んだことが頭に入らない。

そこで、最近の苦痛は『日記に書くことがない、だから書くのを止めたい』
書くのをやめたらもっと悪化するのだが。

これは、日常生活の変化のなさのせいだけではなく、書くことを思い出せない、楽しいことがあっても書き留める前に忘れてしまって、真っ白になってしまうから。書きたくても書けないことによるジレンマのせいだと思う。

思い出すことができるのは、毎日時間が決まっていることと規則的に起きていることだけ。
何時に朝ご飯を食べた、お昼、夕食。薬を飲んだ。週二回の入浴。
それから週4〜5回の家族の訪問、「○○が来てくれた。」

日記を読み返すとそれしか書いてないので、誰も来ない日は自分がしているのは食べて寝ているだけと思い始め、生きていても仕方ないと無気力状態に陥る。
アクティヴィティ参加などを楽しんでくれれば良いのだが、彼女とっては楽しいことではないらしい・・・

本人の性格と今まで生きて来た生き方は色々な方面で一生影響すると思う。

ホームでも色々工夫してくださっているが、記憶に留まらないので、楽しかったことも一緒に消えてなくなってしまうので、母の場合は残念だ。いや、みんなそうなのかもしれない。

できるだけ訪問して、会話の機会を増やしてあげることだが、これも忘れてしまうので本当に難しい。しかし家族の訪問を楽しみにしている気持ちがある間にできるだけやってあげたい。