2017年4月2日日曜日

今度は、脾動脈瘤! 〜病気は呼び寄せるもの?

ずいぶん珍しい病気を色々してきたけれど、今度は『脾動脈瘤』と言う病名をもらった。

毎年受けている人間ドックで影が見つかり、担当医から「できるだけ早く専門病院で精密検査を受けてください」と言われました。

特殊な病気らしく、「血管外来のある慈恵医大に行くしかないでしょう」と言われ、精密検査を受けました。つまり造影剤を使った腹部のCT検査です。
結果宣告の日、「ご主人にも一緒に来てもらうように」と言われたので、深刻な病気なのだろうな?とは思ったものの・・・



「脾(ひ)臓に向かう動脈で膵(すい)臓の膵尾の位置に瘤ができています。15ミリくらいの大きさです。この動脈は膵臓とぴったりくっついて脾臓に向かっているので、膵臓から離らかしてバイパスを作ったり、ステントを入れたりするのがとても難しいのです。その動脈を処断してしまって他からの回路だけでやっていくこともできますが、そうすると脾臓の機能が著しく低下します。手術は膵臓を傷つける可能性がとても高く、危険です。膵臓はそれくらい難しい臓器ですから。また、脾臓の壊死、あるいは機能低下が見込まれます」医師は容赦なくそんなことを言いました。「とても稀な、症例の少ない病気なので他の病院で相談できるところはありません。」と。

私は造影剤を使ったCTの検査でアレルギーを起こしたことがあるので(冠動脈CT)、紹介状のカルテ上では造影剤は使えないことになっていました。しかし医師から多少副作用が出たとしても、今後の経過を見るためにも我慢して受けた方が良いと言われました。その危険を冒してでもこの検査の情報がなければ、今後の対策を立てられないからということで、覚悟を決めました。

医師がステロイド剤とかを共に使ってできるだけアレルギーの可能性を減らして調合してくださったためか、前回のようなトラブルは起きませんでした。おかげさまで以後の検査も受けることができます。

黄斑円孔だけでも十分だと思ったのに、またまた新しい病気!
神様はなぜこうも繰り返して試練を与えてくるのか? まだまだ人間として未熟なのだろう?

つまりこの病気は、膵臓との関係のせいで、完璧に治しようがない病気で、必ず何らかのマイナス点が生じる、ということなのです。
いつ破裂するかわからない恐怖を抱えながら、かといって、○○ミリになったら手術しましょう、ということも言えないのです。

手をつけると必ずどこかにマイナスが生じるから、できるだけそのままで様子を見ることが今できる最善のことということで、経過観察になりました。

この病気の経過も良いサンプルになるでしょうから、人々の参考のために書き記していこうと思います。

今言えることは、手立てがないので、普通の生活をしながら異変には注意を払いつつ生活していきましょう!ということです。

破裂してしまったら、何らかの手術をすることになります。そしてそれがいつ起きるかはわかりません。しかも破裂して失神してしまって、その時一人だったら、そのまま・・・という可能性もあるのです。
やれやれ、覚悟しておきましょう。


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