2020年12月23日水曜日

今シーズンの後味の良い3ドラマ〜この恋あたためますか、恋する母たち、姉ちゃんの恋人

 以前はドラマを観ていて、「どうしてそのことを相手に言わないの?」「隠さないで相談したらいいのに〜」「隠したり嘘をつくからややこしくなって、こうなってしまうのダァーー」とイライラすることが多かった。「君の名は」のすれ違いみたいなのを人は好むのだろうか?

ところが今シーズンの3つのドラマは実に気持ち良かった。全部恋の話なのだが・・・

2020年10月28日水曜日

与えられた時間 〜2020年10月に軽井沢で思うこと

2020年10月末に考える。

今年2月に実家の母が亡くなり、週2〜3回の介護施設への訪問がなくなった。

コロナ禍に突入のため、出席していた二つのクラスも無くなり外出の機会はスーパの買い物と犬の散歩だけになった。 そして7月その愛犬も不本意な事故により4歳で亡くなってしまったため毎日の生活のすべてが半年ほどの間に様変わりしてしまった。 

2020年9月15日火曜日

『アコーディオン弾きの息子』ベルナルド・アチャガ



久しぶりに長編小説を読んだ。
ベルナルド・アチャガの「アコーディオン弾きの息子」という作品だ。どうして読みたいと思ったかというとバスクの作品だったことと、訳者がバスク語から直接訳したという情報に惹かれたためだった。
とても小さな文字で573ページもあったが先が読みたくてたまらず一気に読んでしまった。
アチャガはスペイン語とバスク語でこの作品を書いたらしいので、翻訳のギャップは誰かが訳したスペイン語から日本語にするよりもはるかに軽減されるのでちょっとワクワクした。

2020年9月3日木曜日

家がなくなるということ  〜家とは不思議な箱だ

長野にあった実家が更地になった。
私が生まれ育った家だ。
何度も建て直したけれど合計すれば70年以上家族の誰かが住んでいた家だ。
母がここ10年間東京のホームにいたため空き家になっており、もう戻れないであろうと判断した私はそろそろ処分をしようと考えていた。
今年2月母が亡くなったので思い切って売ることにした。

2020年8月27日木曜日

パグのくうちゃんのこと

2020年2月に98歳の生涯を閉じた母、亡くなった直後からコロナ禍に突入し、外出もままならない自粛生活が始まった。そして自粛が緩んでやっと納骨を済ませるために長野に向かった日に、我が家の愛犬の空(くう)ちゃんが亡くなった。たったの4歳で。
コロナ禍でペットホテルが休業中だったため車で一緒に連れて行った矢先の一生後悔する出来事だった。

2020年6月15日月曜日

野ブタ。をプロデュース 2005年の作品

木皿泉の脚本のドラマは大好きでほとんど観ているのだが、なぜかこのドラマは観てなかった。
今回のコロナ禍のおかげで、数々の名作が再放送された中の一つだった。
学園モノの若い人向けの作品かもしれないけれど、私はすっかりはまって観てしまった。木皿ワールド満載だ。

2020年6月10日水曜日

コロナ禍の中で 〜ウーバーイーツも初めて使ってみた

2月11日に10年間見てきた母が亡くなってからもう4ヶ月になる。
その間何をしていたのかと思って考えたが何もしていない。
ちょうどコロナと重なったこともあり、すべてストップして忠実に自粛していた。
喪失感を感じる間もなく次のステージが始まっていた。

2020年3月17日火曜日

98歳の母 静かに目を閉じた

大正11年1月1日生まれの母が、令和2年2月11日に他界した。98歳だった。
父の命日が2月1日だったので多分父が迎えに来てくれたのだと感じた。
静かに静かに呼吸がゆっくりになって、最後の最後まで少しずつ空気が抜けていくように全部出し切ったように息を引き取った。
けなげで素敵な最後だった。
人生を生き切るってこういう感じなのだと思った。

2020年1月6日月曜日

2019年 フルスピードで過ぎてしまった

「歳をとると一年が早く過ぎる、20歳代はいろいろなことがあるから長く感じるのよ・・」
今年98歳になった母が昔よくそんな話をしていたのを思い出した新年の幕開けだ。100歳近い母の一年はどんな速さで過ぎているのだろう?それを問うても、今は目の前の私に向かって微笑むだけで言葉の答えは返ってこない。

2019年は新年のスタートが昨日だったような気がするくらい速くて短かった。私にしては結構盛りだくさんだったような気がするのだが・・・やはり歳のせいだろうか?