2020年9月15日火曜日

『アコーディオン弾きの息子』ベルナルド・アチャガ



久しぶりに長編小説を読んだ。
ベルナルド・アチャガの「アコーディオン弾きの息子」という作品だ。どうして読みたいと思ったかというとバスクの作品だったことと、訳者がバスク語から直接訳したという情報に惹かれたためだった。
とても小さな文字で573ページもあったが先が読みたくてたまらず一気に読んでしまった。
アチャガはスペイン語とバスク語でこの作品を書いたらしいので、翻訳のギャップは誰かが訳したスペイン語から日本語にするよりもはるかに軽減されるのでちょっとワクワクした。

2020年9月3日木曜日

家がなくなるということ  〜家とは不思議な箱だ

長野にあった実家が更地になった。
私が生まれ育った家だ。
何度も建て直したけれど合計すれば70年以上家族の誰かが住んでいた家だ。
母がここ10年間東京のホームにいたため空き家になっており、もう戻れないであろうと判断した私はそろそろ処分をしようと考えていた。
今年2月母が亡くなったので思い切って売ることにした。