2012年11月30日金曜日

弱音を吐こう介護日誌(35)〜初めての絵手紙 〜認知症も悪くないかも・・

初めて絵手紙を描きました:


母はお習字は好きでアクティビティに休まず参加しています。でも、絵は全く駄目で絵の具を見ただけで逃げ出します。でも、これ初作品にしては悪くないですよね? なかなか味があって、私好きです。

この日母は、筆と墨を見てすっかりお習字と勘違いして、うっかりテーブルについてしまいました。そこに私が到着したものですから、、、

「ソラちゃん、これ何?」
「絵手紙っていうのよ」
「えっ?!絵??? えらいこと始めちゃったわ、私帰るわ」と立ち上がる。
「まあまあ、そんなこと言わずに、一回だけ描いてみたら?お習字あんなに上手なんだから(本当は大したことない)、同じ筆を使ってちょっと絵を描いて、字も書くんだよ。楽しいかもよ〜」

と、手伝いながらやらせてみるが、本当にひどい。ものを観察するということが不可能に近いのだ。

おまけに
「私柿なんか大嫌いだし・・・」(ボケてもこれは覚えているのか!)
と文句たらたら。

先生に、「全く初めての参加で、絵を描くのも初めてなので宜しくお願いします。」と耳打ちして私がちょっと席をはずして隠れて眺めていたら、甘える相手がいないので、仕方なしに先生のご指導を得ている。この辺は子育てと同じだ。

それで出来上がったのが上の絵手紙。
柿が美味しそうで、結構いい感じ。オババやったね!

ここからが書きたかったことで:

文字を書く時に、
「なんて書いたらいいの?」と言うので、
「初めて書いたんだから、柿を初めて描きました、とでも書いてみたら?」といい加減なことを言うと、手抜きの冴えたるところで考えるのが面倒なのでその通りに書き始めた。

柿を、で手が止まり、
「ソラちゃん、はじめてってどんな字だったっけ〜?」と聞くので、
「ほら、初日の出とか、最初とか・・・衣偏書いて・・・」と言っているうちに、『始』を書き始めたのでそれでもいいか〜と思っていたら何と『好』と書いてしまったではないか!!

「お母さん、それ好きって字だよ」って言うと、
「あら、嫌だ、あたしゃ柿なんか大嫌いなのに・・どうしよう!!」と・・・先生と私、周りの人は大笑い、でも本人はパニック状態。

「こんな素敵な絵を描いたんだから、『好きになりました』にしちゃったら?」と言ったら、手抜きの極意!
「本当は好きじゃないんだけどね〜」と言いながら、出来上がりました。その辺は悩まないので大助かりの私。

先日この葉書を壁に貼ってあげたら、
「ソラちゃん、最近の柿は美味しくなったのね。この間食べたら美味しかった!」と言う。
「うん、本当に美味しいんだよ、私も大好き」
「これを書いたとき、私はこの頃の柿が美味しいとつくづく思って感激してこう書いたの」 ン?? あれ、まあ〜と思いながら、
「そうだったの?良かったね」と私はお腹の中でクスクス笑っていた。

認知症も悪いことばかりではないかも。
もっとも、何が真実か分からないところが問題だけど。。。


2012年11月29日木曜日

イリュージョン、「や、山が、雪山が!」

先日軽井沢で朝起きたら、不思議な光景が・・・
家の回りが白い山に囲まれて、まるでスイスにいるみたいだった。


突然、前の家の後ろに雪山が出現!
東にも西にも、一晩のうちにアルプスみたいな真っ白い山々が・・ほとんどパノラマ状態。
昨夜のみぞれが雪に変わったのかしら? なんて。

何年前だったか、11月にスイスに行った時、カンデルシュテーク誰も居ない村にこんなのどかな光景があったなぁ〜。
あるいは、スペイン、グラナダの丘の上から見えた、紅葉の向こうの真っ白いシエラネバダか・・・
もっともスケールは違うけど・・。

真っ青な空の下にできた、真っ白い雲のいたずら、素敵なイリュージョンでした。

ああ、旅に出たいな、外国に行きたい・・・体力のあるうちに。


2012年11月24日土曜日

ショック!軽井沢の開発って・・・こんなでいいの?

ああ、ショック!!! 今月の初めに、こんなだったところが、

昨夜軽井沢に来て、今朝見たら

こんなになってしまっていた。

唐松の林が全部消えて、、、多分売りに出す準備をしているか、売れてしまったかなのだろう。何故なら一度少し木を切って整理していたので、売るのかな?と思っていた矢先だったからだ。
不動産屋さんが、買う時に「中途半端な大きさなので、あそこは売れないでしょうね」と言っていたのを、信じていたのだが、人気がでてしまったのだろうか?

素敵な林だったのに、どうしてこうなるのだろう?泣きたい気分だ。
浅間山が裏のバルコニーから見えるのでこの土地を買ったのだが、ここがこんな風に丸裸にされて、もし家が建ったら、もう見えなくなってしまうかもしれない、そうしたら別世界と化す。

我が家は、雑木林の中にあった。

しかし、去年手前の1000坪くらいの土地の木が切り倒されたのを見た時、『そうか、土地は変わるのだ』と思って、ものすごいショックを感じたものだった。
嫌な予感がした。
雑木林が好きで買った土地で、林の中にポツン、ポツンと程よい空間に静かに家が建ち、どこを見ても木ばかり、それが、ちょっと続けて素敵な家が建った途端、たった2〜3年で、あそこも、エッ!ここも??と周りの林がことごとく切り倒されて行くのを見るのは辛い。確かに一見素敵な別荘地なのだ、以前を知らない人には・・・多分土地の値が上がって、持ち主に有利になったのだろう。

うちは木を残して家を建てた。
だから、雑木林の中に家が建っているのでどうにか格好がついている。去年できた後ろの家もそうだ。我が家と土地を二分しているので、お互いに印象を悪くしないように配慮して作ってくださったので、家の色や木々の配置も、損なっていない。
多分地元の不動産屋であることが影響していると思う。

ところが、今売りに出している土地は、木を残してないのだ。つまり、300〜600坪位の単位で、あちこちを、いわゆる更地にしてしまっているのだ。素敵な林だったのに、全くの更地・・・もったいなくて泣き出したくなる。狸や狐も来るし、雉だって来る。小鳥は朝から大合唱だし・・それは木があるからだ。

せめて売れてから更地にすれば良いではないか!
売れる前に、不動産屋の所有の段階でまだどのように利用されるかも、買った人の好みも分からないうちに、もしかしたら売れないかもしれないそんな土地を何故一本も木がない更地の状態にしなければいけないのだろうか?
特に大手の持ち物や、感じの悪いあの不動産屋の土地に多い現象だ。

それに、軽井沢の別荘には暗黙の了解があって、木を残すとか、塀を建てないとか、隣の家との境は並木で、とかドウダンツツジの生け垣で、とか浅間石を使いましょうとか・・・そういうルールで美しさと気品とバランスを保っていたのに、これは何なのだろう?

今扱っている開発業者がいけないのではないだろうか?
うちが買った不動産屋さんの物件はみんな木々が残っている。しかし会社によってかなりな違いが生じているような気がする。不動産屋さんも売る事ばかり考えないで、町の保全も考えて、買い手や売り手に納得させてから売って欲しいものだ。

あんなに大きな木になるまでに、何年かかるのか分かっているのだろうか?空気をきれいにして、夏は涼しくしてくれる。自然の景色の良さが目に与える影響を知らないのだろうか?心もとない開発業者は、自覚して欲しい。

散歩に行く時によく近くを通るが、あのビル・ゲイツの土地もすごい工事音がしている。警備がきつくて私のコースから中はよく見えないが、多分環境破壊が起きているのだろうなあ〜・・と勝手な想像。
まあ、大金持ちだから、仕上がった段階で又木を植え直したりするのかもしれないけれど。

Kzさんが、土地を探していた時に、買うなら1000坪くらいのを買わないと、環境維持できないよ・・・と言っていた。「何を贅沢なこと言ってるの!!」と思ったが、今更ながら、そういう意味だったのか!と納得するのだった。あの人は何でも分かっているのが憎たらしい、もっともそんな財力がなかったのだからこの状況は受け入れるしかないのだけれど。

土地の値段が上がるよりも、心地良い土地であってくれますように。
軽井沢の環境がこれ以上壊されませんように・・・

2012年11月19日月曜日

我が家の世代交代⑦ 〜テレビ Regza 55Z7

1997年製、ソニーのmuse という37インチのプロジェクションテレビがついに交代だ。

画面の中に光のリフレクションが起きたようなピンクや青いシミがあちこちに出来始めて何年になるだろうか? 
リアプロジェクターについた埃が拡大されて画面に映し出されているので、中を開けて顕微鏡やカメラのレンズについた埃をシュッシュと風をあててはらうみたいにすると吹っ飛んで行くのだが・・・

以前修理を頼んだ時に、修理屋さんが分解して風を当てて埃を吹き飛ばしたらそのピンク色の影が消えた。そして「えっ?これだけ?」って思ったのを思い出す。故障ではなく単なる埃だったのだ。このタイプのテレビは埃を呼び込むらしい。

昔映画館に行くと、映写機の隅の方に糸くずみたいなものが引っかかって動いていたが、あれに色がついたような懐かしい景色だった。

そのシミの数が増え、画面が更に暗くなって来た。
ハイビジョンが始まって、機械がレトロで追いつかないので、何ともちぐはぐな画面であったが、妙に気持ちが落ち着いた。『平清盛』など画面が暗いから何をしているのかよく分からない。が、見えないものを観るのも悪くなかった。

いつもうす暗い映像で、文字は文字であることは分かるが判読不能、サッカーの試合などは敵と味方の色の違いは分かるものの、選手は誰か全く分からない。髪が長いとか短いとかハゲだとか、動きの癖や特徴で観ていた。
更に困るのはボールがどこにあるのか分からない・・・どこどこ??なんてうろついているうちにシュートが決まってしまったりして。

そんなテレビにさようならを言う日が来た。ご苦労さま。(これはプロジェクションテレビなのでリサイクルに行けなくて、粗大ごみなのだそうだ・・やれやれ)

1997年にサッカーのワールドカップのフランス大会に向けて買ったテレビだった。これも又15年選手。我が家に住んでいるものたちの寿命だろうか?

Kzさんはテレビより本を読んだり音楽を聴く方が多い人だったので、私は(本当はすごい映画好き、ドラマ好きなのだが)遠慮してKzさんの居ない時しかテレビを観なかった。しかし、最近歳をとって図々しくなり、自分の観たい物を観る機会が増えたら、スポーツとニュースしか観なかったKzさんまでドラマ好きなってきて、ついにNHKのオンデマンドの特選ライブラリーまで観るようになった。(軽井沢にはテレビがないので、PCで観ていた)

そんなことがきっかけで、ついに新しいテレビを買った。

ソニーは止めて、東芝の"Regza 55Z7"
でっか〜〜い奴だ。55インチ!

いくら今までの反動でも・・・Kzさんのやることは・・・「どうせ買い替えるなら、何か変化ないと」とかなんとか言ってさ。

別世界!!!
でも、画面がでかい! 風景はとてもとてもきれいだけど、顔がでかい!
私は、政治家なんかをこんなでかい顔で見たくないのだ。
まあ、まあ、どうせ私だ。。。直ぐに慣れるだろう。

しかし、映画好きには、き・け・ん・・・な香りが・・・

2012年11月10日土曜日

伊勢丹、何かが変!

最近、伊勢丹からのDMがあまりにも多くて閉口している。

しかもファッション性を高めるため、高級感を出す為に、良質の紙を使った印刷物や冊子で・・・インク代を考えただけでも無駄としか言いようがない。
ある意味時代錯誤で、今のご時世とかけ離れた世界。

でも、ある種の人々にはそれも現実で、そこが彼らのターゲットということなのだろうか?

私はパラパラ見るだけで、ほとんど参考にもならず、すぐに資源ゴミに積み重なるだけ。それが一週間に何通も届く。

ゴミで捨てる時に、もったいないなあ〜見もしないのに・・と罪悪感を持つ。そして、これが全部値段の中に入っているのだろうなあ〜とデパートのプライスイングにかなり厳しい疑問を持つ。
そこで買い物をする人は、お金を捨てているようなものだと・・・

実際、店に行って、ショーウィンドウに華やかに飾られている品物と値段を見た時、やはり割高感は感じずにはいられない。
ネットで、同じ物がもっと買いやすい値段で売られ、値崩れしていくとどうなるのかな?

そして一番の問題は買いに行ったものが、ない!
デパートの良さは、この手に取って触って品物を確認できることだというのに。

しかも溢れる物は、流行を追ったものばかりだ。定番製品はお取り寄せ。並べてなくても売れるからなのだろう。

現在改装中で売り場がごちゃごちゃしているが、これから完成した時にどういう方向へ切り替わるかで、伊勢丹の今後も大きく変わって行くと思う。
ちょっと会社の行く末に不安を感じ、売り上げが良いからと思い上がっている感じがした。

賢い消費者になりたいものだ。



日本にはアッパーシーツないの?

軽井沢のリネンが足りなくて、いくらなんでもシーツが一組ずつしかないのでは、毎回持って東京に戻っては洗濯してアイロンかけてまた持って帰る〜〜の繰り返しで不便で仕方がない。

今日は思い切って、新宿の伊勢丹まで買い物に行ってきた。
ベッドを買った時に揃えたものと同じものを番号を控えて来たのでそれを同じ売り場で買えば間違いなくて良いと思ったのだ。

ところがこれが大間違い!
たった2年前に買った物がもうないのだ!!流行と関係ない定番のリネンなのに・・・

シングルと、セミダブルのフィッティドシーツとシングルの羽根布団用アッパーシーツ2組が欲しかった。コンフォートのカバーとピローケースは間に合っている。

さて、売り場で、品番を見せると。
「お客様、この製品はもう作っておりません」という。
なんで私が来ると、ほとんどの物が品切れか廃盤なの?(多分前回との間が開き過ぎているか、家の好みが一般的ではないのだろう)

「では、別の物で良いのでサイズが同じ物を・・・」
「アッパーシーツのサイズが布団の幅の物しかありませんので、今までお使いの物と比べると幅が10センチ程足りません」(ちなみに欲しいフラットシーツのサイズは、160×260)
「今使っているものより10センチ狭いと、ちょっとまずいかもしれません。何でもいいからありませんか?」
「ないんです、あとはオーダーになります」
「げ〜〜〜」そんなことってあるの?たかがシーツをオーダーするなんて大げさな!

そう言えばもう何年も前になるが、東京の家で使っているのはサイズが少し大きくて品物がなかったのでオーダーだった。需要がないのか?
だってホテルに行けば、みんな使っているじゃん!

やっとの思いでラルフローレンのリネンの店で見つかったが、そんなブランド品必要ないのだ。その上在庫が一つしかないので、取り寄せになった。
デパートってこんなに在庫がなかったっけ?  よくよく考えると、今日も在庫がなかったものを取りに来たのだったわ。これが客を呼び寄せる手?

取りあえず問題解決と思った矢先、もう一つ問題発生!
今度はそれと同じフィッティドシーツの方がない! うちのベッドは厚いのだ。だからここにあるものだと、つんつるてんでサイドから地肌がはみ出てしまう。
マチが40cm以上ないと駄目なのだ。 28cmしかないという。
100×200cmと120×200cmのものが必要だ。
2年前にはごく普通にあったものが、もうないの?? デパートって何でもあるものかと思っていた。

こちらの方も同じ製品はもう作っていないという。日本はどうなっているのだろうか?どんどん切り捨てられてしまう。
残っていればと、メーカーに問い合わせたが在庫もないらしい。

やっと合う物が一つ見つかって、それを買った。それしかないから仕方がない・・・これも割高だった。

今日の感想:デパートは役立たずだ! そして、何でも高すぎる!!

それにしても、平日の昼間にこんな割高のものばかり売っているデパートにどうしてこんなにたくさんのおばさんたちがいるの?  自分の好みとは別にして、みんなとてもおしゃれで、高そうな洋服をジャラジャラアクセサリーをつけて着ている。
洋服売り場を横目で見ながら、同じ仲間になりたくなくて、通り過ぎた。

今日も私は自分の洋服を買えなかった。
私はもうすっかり、時代遅れになってしまったのだと思う。

2012年11月3日土曜日

佐藤愛子さんと霊感

昨夜、佐藤愛子さんの『不敵雑記 たしなみし』を読み終えたとき、ちょうど軽井沢で全くの一人の夜を迎えていた。

ポツンと林の中で一人で夜を過ごすのは初めてで、少しざわざわしていた。
耳をすますと結構色々な音がして、人が居ると生活音の中で気にならないが、感覚が研ぎすまされてきて不気味なのだ。

ところが、最後の章に来た時、佐藤さんの心霊体験の話があった。
彼女は『憑霊体質』なのだそうで、ポルターガイスト的体験は多数あるらしい。

そこに心霊研究家のEさんのことが出ていて、彼女はまさに霊能者で色々な現象が見えるらしい。戦場で戦っている血だらけの人が見えたりするらしく、夜更けにEさんの見えるものを読んでいると、急に窓から霊たちに覗かれているような気がして恐くなって来た。

私自身は何も見えないが、奇妙な体験をしたことがあるし、そういう物事に結構敏感な方なので、普段から呼び込まないようにとできるだけ考えないようにしている。
「危ない!」と思うと想念を空っぽにする習慣がある。

ある意味で(何となく信じているからだと思うが)とても臆病な面があるので、いつか目覚めてしまったら困ると勝手に考え、意識することをやめ、そちらに近づかないようにしている。

お風呂に入り、大きな声で歌を歌いながら温めのお湯で長風呂をして、リラックスしたところで想念を空っぽにして、眠ってしまった。

貧乏神を呼び込んでも困るし、あっちの世界とつながっても困るので、できるだけボーッとしていようと思うのだ。

でもスペインやラテン系の国々では、精霊や死者たちは同じ空間をフヨフヨし境目がなく一緒に暮らしているらしいから、そんなに怖がらなくても良いのかもしれない。

2012年11月2日金曜日

『不敵雑記 たしなみなし』 by 佐藤愛子


佐藤愛子さんの作品との出会いは、信州で一人で暮らしている母に何か良い本はないかしら?と模索していた時に発売になったばかりの一冊の本(エッセイ)の書評を目にし、読んだら面白かったので直ぐに母に送ったことにある。

今ではその本のタイトルも忘れてしまったが、やっていることが母生き写しで可笑しかった。

まず、年齢が母に近かったこと、そして性格というか気質がその時の母を励ますにはピッタリだったことが理由だ。
当時の母は、「まるで自分を見ているみたい」と、その後彼女の本を何冊か自分でも買っていたような気がする。

田辺聖子さんと同様に母にフィットした。(田辺さんは何となく顔まで似ているのだ、本人曰く「あの人ひょうきんな顔をしてて私みたい」だと。)

昨年の暮れに、『これでおしまい ーー我が老後』を懐かしく思って母に贈ったが、もう彼女のことを忘れてしまったみたいだった。それでもホームのテーブルの上に置いてあるから、時々読んでいるのだろう。
気にしても仕方ないが、ほぼ同じ年齢で、、、ちょっぴり寂しい。

この『不敵雑記』はスペイン語の友人から借りたもので、彼女の方が私より10歳程年上なのでより切実に共感できるらしく、「いちいち、そうそうって言いながら読めるわよ」と言って渡してくださったが、やはり私でもいちいちうなづいてしまった。

これは年齢に関係なくやはり気質というか気っ風の問題だ。裏表のないさばさばした人間にフィットするのだろう。
佐藤さんも自然体なのだと思う。あのずけずけ言う姿から正直なのが良く分かる。苦労人がユーモラスなのはたまらない!

これからの自分の在り方に勇気をもらえる気がする。

うちのおばばさんももう少し頑張ろう!お迎えが来るまではね。

たまにはこんなエッセイもいい。


秋真っ只中!軽井沢


上の写真は10月に来た時に撮ったものです。
ほんの少し色づいています。

昨日、kzさんのお仕事の都合と、冬越えの準備でやってきました。
オババの訪問を済ませて、新幹線で4時過ぎ到着。
外気は9度でした。

その後相変わらず満員御礼のツルヤで滞在中の食料を買い、仕事を終えて東京からやって来るkzさんをピックアップし、軽く食事を済ませて家に着くと、7度。
家の中は10度でした。湿度62%。

東京から来ると10度でも火の気がないと寒いです。
多分朝は0度近かったのではないかと思います。

今朝は快晴!
前庭をみると落ち葉の絨毯。
玄関にはカラマツの落ち葉があっちこっち寄りながら、積もっていました。


二階から見るといつもの渦巻きの庭が色づいてこんなにきれい。
秋だなあ〜


上のホテルの方は、もう冬が始まりつつあって、紅葉がギリギリ・・・と言っていましたので、朝kzさんが車に乗って仕事に行ってしまったので、週末にできたら堪能して来ようと思います。

やば!連休だ!!
最近の軽井沢はいつでも混んでいて・・・もっと寒いだけの冬にならないと駄目かな?
でも周りの人々は水道を止めて本来の家に帰って行く最後の週末です。
変人の我が家はそう、これからがシーズンです!!! ¡vamos!

さあ、その前に冬越えの準備! 
どうして、こう、どうでもいいことで働いてばかりなのだ、私は。