2010年9月29日水曜日

ズレや歪みから生じる不調 〜噛み合わせ治療(福岡村津歯科クリニック)

「歯のかみ合わせ治療で福岡まで通っている。」

と言ったら、呆れる人がほとんどだろう。
けれどこれは本当の話なのだ。

私は色々過敏症で、体の不調を多く抱えている。
更に駄目なクスリがたくさんあり、一種の特異体質で病気をするごとに医者もはらはらだ。
クスリが使えない!!

そんな訳で、代替医療と普通の医療を平行させて治療や健康管理を行っている。
とても良い先生方に恵まれて、色々抱えながらも元気に過ごしている。

音波治療とでも言おうか、サイマティックスという波動を使って細胞レベルのズレを調整する施療の先生に、
「いくら治しても、また戻ってしまうから、多分軸がずれているのかもしれません。一度福岡で咬み合わせの治療をしてみたらどうですか?」
と薦められ、昨年の暮れから通っている。

まず過去の歯の治療で使われてきた不適合な金属を取り除いた。
これはかなり影響を受けていたかもしれない。
それと同時に、長い間にずれてきた歯の咬み合わせを調整してもらった。

お陰さまで、2年越しの腰痛や、
5年越しで何をしても治らず、治りかけてもパソコンに向うと直ぐに再発する、
ほぼ諦めかけていた腕のしびれや肩の痛みが、かなり楽になってきている。
体がぽかぽかしてきて、ふっと軽くなるから不思議だ。

人の体の不調は、体の色々な部分のズレから生じるのかもしれない。
チャクラのズレ、骨盤、関節のズレ、歯の咬み合わせのズレ・・・・
大きなショックを感じたことによる、心の動きによって生じるズレ。

それらのズレが全身に影響を与え、大きな病気を引き起こす元になっているのではないだろうか?

人間関係も同じだ。
ちょっとしたすれ違いやズレ、ゆがみが小さな亀裂となり、そのまま放置しておくと取り返しがつかないものへと変貌する。

村津先生にお会いして来ると、笑顔になる。明るくなり、心が軽くなり、元気が出る。
病院全体に心地良い空気が流れ、活気があふれている。

先生は人間関係の咬み合わせも治してしまうかもしれない。

2010年9月28日火曜日

秋講座スタート ~vamos a estudiar~

夏休みも終わり、いよいよ今日から秋講座が始まった。

スペイン語だ。もう10年もやっている。
いつも夏講座も取っているのに、この夏はあまりにも色々あって、取れなかった。
そして、むしろ取らなくて良かったと思う。 
が、、、しかしなのだ、頭の中が空っぽ! 
『オズの魔法使い』のかかしさん状態、つまり "cabeza vacía" だ。
まるでスペイン語が出てこない。
しかしフランシスコも英語が混じっていたから、まっ、いいか!

クラスメイトの面々も元気なお顔を見せてくれた。すぐにいつものペースになる。
プロフェソーラ・ジーナの元気なパワーに久々のご対面!やっぱど迫力!!

夏の疲れも吹っ飛んで、又大笑いして過ごせるだろう。
元気をいっぱいもらって、踏ん張ろう。人生の踏ん張り時なのだから。
うんしょ、うんしょ!

2010年9月25日土曜日

『セラフィーヌの庭』〜Séraphine


「すごくいいから、絶対観て!お薦め!」という万人向き推薦映画ではないが、強烈に心に刻まれてとても印象に残る作品だ。
多分彼女の描く絵画と、主役と呼ぶには思い切りぶさいくなセラフィーヌが、実在した人物であるからこそと言うのにふさわしく、見事に調和を見せているせいだと思う。
激しいのに静か、純粋なのに毒々しい、執着することと見向きもしないこととのコントラストが息苦しいほどに描ききれているように思える。

音楽と役者と絵画と風景が素晴らしい。 特に色の使い方は哲学的だ。

アルモドバル監督の"Volver" を観た時、あの色彩の鮮やかさにガーンと魅了されたのだが、あのときの衝撃と似たような感覚が彼女の最初の絵画を目にした時にやってきた。突き刺すというか、体内に入り込んでくるのだ。 すごい!素朴なのに、彼女の世界でどう変換されているのだろう??この不細工な女性の頭の中、あるいは心の中はどうなっているのだろう?? あの鮮やかさはとても印象的だった。 ルソーなどと並び称されたこともある彼女を私は全く知らなかった。

一途さと芸術、ひとつのことを全うできる人独特の狂気。
貧しさと豊かさ・・・そしてその違いが生み出す物・・・この作品はコントラストだらけだった。

私のような平凡な人間には持ち合わせていない世界に首をつっこむことで、自分のインデックスに別の扉を増やしたような気がする。
色々な意味で印象的な作品だった。

2010年9月21日火曜日

草取り


軽井沢に小さな家がある。夫の仕事が長野で多いため、いわゆるセカンドハウスだ。
夫の長野での仕事が続くとここにやってきて、その間に長野の母の所へ行く。
東京からやってくるより楽だし、近いので夫が帰る前にここに戻り食事の準備ができる。


今回は6ヶ月点検だ。4月から所有者になって、もう半年になるのだ。
一月に一度はきているのだが、来る度に雑草の背ばかりが伸びて、やれやれ・・・。
この間あまり色々なことがあったので、この家をあまり楽しむ時間もなく、過ぎてしまった。
人生の岐路ともいうべき出来事の連続だった。

しかし、今日点検をしていただいて、この家も大事にしてあげないとね!
家は生きているから。
「家の壁に接している雑草は取ったほうがいいですね」と言われ、そう東京の家のクロアリ騒動を思い出した。あんなことになって又家を食べられたらたまらないので、早速鎌を持ってごんべさんみたいな格好をして、首にてぬぐいを巻き、軍手をはめ帽子をかぶって、一回り草取りをしてきた。
草を抜く度に、「良くまあこんなに雑多な虫がいるものだ!」と感心するほどぴょんぴょん飛び出してくる。もう秋だから、虫の季節。この間までは蚊の大群と毒虫と戦っていたけれど・・・。

いやはや、身体がなまっている。そうでなくても家を出たときに肩の痛みと、腕の古傷の神経痛で悩んでいたので、どうしたものかと迷ったが、働いてきた。
午後立てなくなっても知らんもんね。
家の壁近くの雑草は根こそぎやっつけた。でもわかっているのさ、次に来たときには、「先日の努力の跡はどこ?」となるに決まっている。でも来る毎にちゃんとやってあげないとね。

顔に塩が吹いたので、お風呂に入って、流してきた。
さっぱり! たとえ腰が立たなくなっても、身体を動かすのは気持ちがいい。
肉体労働もいいものだ。いつも机に向ってばかりなので、ここでのこんな生活は私に活力を与えてくれる。
さて、お昼を食べて、午後のお仕事だ。今度は机に向って、vamos!

2010年9月16日木曜日

"さよなら、愛しい人"  by レイモンド・チャンドラー


村上春樹さんの訳で "Farewell, My Lovely" を読んでみた。

というのも、英語の原書で作品を読み映画を通して色々考えてみるというテーマのKevinのクラス、今回の秋講座でチャンドラーの"Big Sleep" をやるので『この作家の世界ってどんなだろう?』と思い覗いてみたくなったためだ。

読んでいると、ダシール・ハメットの"マルタの鷹(The Maltese Falcon )" の世界が重なってきた。
映画はジョン・ヒューストンの名作だ。
しかもどちらの映画も ハンフリー・ボガードが私立探偵をやっている。一方はサム・スペード、チャンドラーの方はフィリップ・マーロウだ。
今まで全く異なった作品をやり続けていたKevinが何故マルタと似た作品を選んだのかな?と疑問に思った。もっともBig Sleep の方はまだ読んでないから何とも言えないが。まあ、何か意味があるのだろう、多分これから解明できるに違いない。

さて、『さよなら、愛しい人』は村上さんが絶賛するわりには、男性好みの作品なのかな?と感じた。あるいはハードボイルドが好きな人受けする作品?と。

内容から離れて、作家として見ると、確かに表現力がずごい。描写力と言おうか・・・。
目に浮かんでくる世界はその人が想像力が強いほど、知識があるほど、観察眼が鋭いほど、強烈に現れて来る。 つまりそこに書かれている世界がより鮮明に、多分映像では補えないほどに素晴らしく頭の中に広がると思う。 比喩力は村上さんのすごさに匹敵する。

これから読まなければいけない原書の方をパラパラ見ると、う~~ん、村上さんのおっしゃる彼の凄さがよく分かる。これは翻訳ではなかなか伝えられないワールドなのかもしれない。滑らかさと柔らかさとが加わって雰囲気が空気が広がる・・・・原文の方がずっといい!

だから、big sleep を読み終えたら又感想の続きを書こう。 
本当は、farewell, my lovely を読んでから書いた方が良いのだろうけれど・・・まず、どうしてもしなければならないことの方が優先だ! だって時間がないのだから。10月にはクラスが始まる、やばい!

2010年9月15日水曜日

最近の蚊 〜音がしない

最近の蚊は進化して、あのブーンという音を出さないそうだ。
無言で忍び寄るし、やたらと元気で素早い!

先日庭のバルコニーの工事をしたのだが、夕方になると蚊の大群がうようよ出没していた。
腕を見ると、10匹くらいの蚊が遠慮もなく私にとまっていた。
無言で・・・。何と失礼な!

しかも、庭で大工さんと打ち合わせをして家に入ると2~5匹くらいくっついてくるのだが、こいつらが私をかなり悩ました。むずがゆいと思うと腕を食ってる。足首を食ってる。赤い湿疹みたいな痕が無残にもあちこちに・・・おでこにも来た。 
何と、またまた無言で・・・。

家の中にとても原始的な雰囲気が漂っている。
げげげのおじさんのマラリアの場面を思い出した。

おっ! 久しぶりに音がした『ブーン』 こいつはまだ進化していない蚊だ。私にはこっちの方が似合っているのかも。パチン!ほらやっつけた! 

シロアリ

家を建てて13年が過ぎた。
1ヶ月ほど前にバルコニーの柱がクロアリにやられたので、ついでにシロアリの検査をしてもらった。
今年は虫達が異常に発生しているらしい。

シロアリの10年保証の期間が過ぎているので、今日はその防蟻処理をしてもらっている。これであと10年が保証される。
縁の下とドアなどの木の部分、台所風呂場などの湿気の多い箇所が中心だが、庭の花壇の柵にもシロアリがいるらしい。
もしそいつらが外から縁の下や壁材に入り込んで悪さをしたら、内部で発生したものではなく、外から入って来たものとみなされるので、折角の防蟻処理も保護保証が適応されないらしい。

虫さんたちのお陰で、わが家の支出が増大される。

そう言えば、エアコンの室外機にイモムシが入り込み感電死したお陰で、エアコンが壊れたことがあったっけ! 虫の葬式費用もままならない。 わが家に住み着いている虫達は、金食い虫かも。

2010年9月14日火曜日

許すって?

時として、人にはどうしても許せないことがある。

そして、そこにもどうにかして許せるなら許してしまった方がよいことと
、絶対に許してしまってはいけないことがある。

2010年9月13日月曜日

行ってはみたもののー

信州に住むオババに呼ばれて行ってみた。
あの気の強い人が助けを呼ぶだけあって、眼がお岩さんのように腫れていた。
確かに痛々しくて、出目金が腫れだけそのままで眼を閉じているみたいだった。
もっとも腫れがひどくて眼など開いていられない。眼科で涙腺を通すために色々したが、痛そうだった。
眼の周りがゴルフボールみたいに腫れていて、真ん中が一文字に亀裂がある、そこが開けば左目の眼球があるのだが、開かない。薄目を開けて見ようとするオババの目が気配だけ動き、ミステリー映画の一場面のようだ。まるで魚のえらみたいな真っ赤な瞼の内側。

流石の頑固者のオババもこれでは、同情を引く。
一時間に3本ささねばならない目薬の管理に追われ、菌を絶滅すべく抗生物質の投与に明け暮れた。
それにしても、その薬の投与し方の説明に3時間かけても駄目だったので、大きな表にしてきたが、
それでも意味が通じなかった。
仕方がないので、そのまま帰宅した。

本当に一人になればどうにかするだろう。
早く眼が治りますように。

2010年9月6日月曜日

いきなり来いと!

信州の88歳のオババが早朝電話してきた。
「目が腫れてよく見えないから、直ぐに来て眼科に連れて行って欲しい」と言う。
困った、ここは東京だ。 直ぐにと言われても、ちょっと難しい。
彼女には東京と長野の距離感がもうないのだろうか?

「ヘルパーさんにお願いするから、取りあえず病院へ連れて行ってもらって」と言うと。
『娘のくせに躊躇するのか!!』と言う空気。
瞬間、頭に来た様子で電話を切ってしまった。

「待ち時間内にはそちらに到着できると思うから・・・」 と伝える間もなかった。
やれやれ、これからも大変だ。