2012年3月17日土曜日

ぐたびりたぁ〜・・・!

うちの息子が何をするにもギリギリまでやらない理由が良く分かった。
父親からの遺伝だったのだ。

ダンナさんのKzさんは忘れ物の天才だった。
そしたら息子のKも同じ血を引いた。我が家には忘れ物の天才が二人居る。
そして、振り回されるのはいつも私だ。

Kzさんは今日からアメリカ出張。
深夜便で出発なので昼間お土産を買いに行ったり、準備ができた。しかし出発間際まで、大忙し。だって何も用意してないのだから。
急のアイロンがけや、あれやこれや、とにかく私はこき使われぱなし。
買い物は自分の物ばかりで、私の物は一つもない。先週行った時も同様。私の物は何もない。
ふん、いいさ、どうせ私はソラさんだだよ〜ん!

軽い夕食を済ませる途中で、「あれっ?定期がない」と言いだした。
家の中を可能性を求めて、探しまわった。コートに背広に鞄にピーターの前に・・・しかし、ない。
いつもは、この辺で私が見つけるのだが、今晩はない。

おはぎを食べると言うので、お茶をいれ、おはぎをお皿に、しかしない。

「昨日帰る時はあったの?」
「うん、あった」
「まあ、空港へ行く時の分は切符を買えばいいか」と言うので、
「おいおい、もし失くしていたら、被害甚大でしょ?スリとか・・・」とつっこむと
「定期でしょ、pasmoでしょ、icocaでしょ、それにsuica、スイカは1万円入れたばかりだし・・」
「そ、それって、そんなに暢気じゃいられないぜ」
大事件!

「こんなに探してないなら、じゃあ、コンサート会場?それとも鎌倉バスタ?」
「じゃあ、明日電話しておくね」
夜遅いから、明日という発想になったし、これから出発なので、明日という発想になったけれど、ここがKzさんの頭が柔らかいところ。(っつか、当たり前か!)
「今でもいいんじゃない?まだ店やってるよ」

そこで、まず文化会館へ電話。
「ピン・ポーン」あった!!
ロッカーへコートを預けた時か、コートを着る時に落としたに違いない。
彼は忘れ物だけじゃなくて、実は、落とし物も天才なのだ!

車で送るついでに、文化会館まで取りに行って、ギリギリ無事出発。
私はせっかくいれた茶も飲めず、家中探したり、ひっくり返したり、電話をしたり、交渉したり・・・とにかく働きっぱなしなのに、何故? 何故彼はしっかりお風呂にまで入って、出発して行ったの? どうしてどさくさに紛れてそれができるの?

文化会館へ行き、駅まで送って、家に戻った時「ぐたびりたア〜、、おはぎ食べよ!鈴懸のおはぎ。熱いお茶いれなおして・・・」とテーブルにやっと座ったら、「あらっ?どうして?いつちゃっかり食べちゃったの?」Kzさんのおはぎはすっかり消えていました。

うちのダンナ、やっぱただもんじゃない。
あの非常時に。

この調子だと、息子にもなんだかんだと振り回されそう、いや、もうすでに振り回されているか・・・気をつけよう、いつも痛い目に遭うのは私だ。
どさくさに紛れておはぎを食うくらいにシタタカにならないと、、、
遺伝子は怖いぞぉ〜〜!!

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