2017年3月24日金曜日

『カルテット』 〜なんてあったかいのだろう! 久々の好みの作品

今シーズンはすっかり『カルテット』にはまった!

一回目からビデオに撮り、全回ビデオに収めた。なぜかというともう一度じっくり観たいから、そしてあの優しい世界にどっぷりつかりたいから。

どうして観ていてこんなに気持ちがいいのか、気持ちの良い涙が流れるそこにある世界はとても不思議だった。
しばしば行く冬の軽井沢は凛とした空気で、耳がちぎれるほど寒いのに、四人が紡ぎ出す限りなくあったかい空気の糸に包まれる最高の舞台だった。



とのシーンを見ても馴染みの場所で、だいたいどこか分かる。だから余計世界に入り込んでしまった。

別府君の別荘にあるダイニングテーブルセットは、今うちで使っているセットの一回り小さい家具だ。うちのはテーブルが2m10あるから椅子を3脚ずつ置ける。もう20年も前に北欧の家具売り場で買ったものだ。とても気に入っている。多分あの別荘に備え付けられていたものではないだろうか?

そんなこともあって、もう他人事ではない。(あまり関係ないけど)

坂元さんの作品は好きだ。
松たか子さんは大好きな女優さんだ。
今回はすずめちゃんにやられた!素晴らしかった。

台本の素晴らしさの評がネット上で随分盛り上がっていたけれど、それはもちろんのこと、しかしながら、言葉で語られる世界の面白さの裏側にある、言葉に隠された世界の豊かさが私にはビンビン響いてきた。
誰もが持っている心の闇に働きかける、無言のうちの温度がまるで体温のブランケットみたいに包んでくれる。一人も欠けることのできない四人のカルテット・・・

椎名林檎さんのエンディングの曲は最高、まだ映像と重なり合って頭の中で回り続けている。色々な映像。けれどどの映像でも松さんとすずめちゃんの歌っている姿がものすごくいい!
音楽と風景と役者さんたちと台本と〜〜いいなあ、緊張感のある作品は。
丁寧に作られている作品は・・・

大事なものがたくさん詰まった作品に感謝。

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