2013年1月4日金曜日

『ダイヤモンドダスト』

2013年が始まりました。

年末年始は忙しくて・・・目が回るようでした。
やっとお役御免!!

2日の夜遅く、年賀状の私の分担をピカソの作品のような顔をして髪を振り乱しながらやっとすませて本局へ持って行き、その足で軽井沢にやってきました。
翌朝、ホテル滞在中のKzさんのご両親を訪問し年始の挨拶を済ませました。

これで正真正銘お役御免。
自分の時間が持てる〜〜〜〜ぅ!!!

帰宅後、気が緩んだのか目眩を起こし、冷蔵庫の前で倒れました。やれやれ、もう若くない。

今朝は、Kzさん仕事始めの銀行への挨拶で長野へ行きました。

朝、軽井沢の駅まで送る時、正確に言うと朝起きてカーテンを開けたときから、細かいキラキラした氷の粒がぱらぱらパラパラ落ちると言うか舞っているというか・・・を見かけ、気になって仕方なかったのです。

私は、寝ぼけた顔で
「Kzさん、これダイヤモンドダストじゃない?」と言うけれど、反応無し。
車に乗ってエンジンをかけて出発したとき、どうしても気になって
「やっぱりこれって、ダイヤモンドダストじゃない?」と言うと、やっとその気になって反応あり。
「そうだね、そうらしい。ダイヤモンドダストはマイナス12度以下になると起きるみたいだから・・」

出発時の車の温度はマイナス10.5度。8:30でその気温だから、私が起きてカーテンを開けた時は7時前なのでもっともっと低いはず。
「やはりダイヤモンドダストだったのだ!」と妙に力を入れて納得した私でした。初めてはっきりと確信したので、嬉しくて仕方のない私。

それにしても、あの反応のなさはなに??と腹を立てていた私なのだが、そうかメガネをかけていなかったから見えなかったのだ!と気づいて、怒るのを止めました。

最近私も老眼がひどいから、近視でも見えない人の苦労が少しは分かるようになり、Kzさんの鈍感さにも寛容になりました。

どうしてこんなにダイヤモンドダストにこだわるのかと言うと、南木佳士さんが芥川賞をもらった『ダイヤモンドダスト』という作品がとても印象的で当時から気になっていて、何度も読みました。自分が信州人であることや、彼が佐久総合病院の医師だったこともあり、作品の空気を肌で感じるのです。
そして、自分の中にイメージとして出来上がったある場面、それを実際に見てみたくて20数年間・・・やっと今日それを果たしたということなのです。

この作品は本当に素晴らしい作品で、、、

新年早々お気に入りのコスタボダの新品大皿を割ったけど、でもでもでもダイヤモンドダストに遭遇したから、多分今年は又色々あるけれど、でもでもでも何かを打ち破って素敵な年になるのでは?と勝手に解釈している私です。

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