2013年10月28日月曜日

紅茶メモ③ 〜トゥルザムとマオリブルー

一年に2〜3回しか紅茶を買いに行かないが、8月に行ったばかりなのに、週末丁度銀座に出たので又マリアージュフレールに寄ってみた。
いつもは大体10月に良いお茶が入ってくるのだが・・。

恒例のお決まりコースだ。
ジョン・スメドレーを覗いて、Mフレールで遅いランチとお茶をして、紅茶を買って帰って来る。台風で空いているだろうと見越した。

Mフレールとの経緯は今までの紅茶メモはこれとかこちらに書いてあるが長年のおつきあいだ。



いつもうっかり買い過ぎて財政破綻を招くので、今回は2種類しか買わないと決めて行ったのだが、

①我が家のハウス紅茶のダージリン・アンペリアル
これは8月にも買ったのだが、その時のロットがよりも良くなかったし香りも味も、前回と比べて(この時は出来が良いと店長さんが薦めて下さったのでgood!)やや劣ったので、、、と話したら、入ったばかりで今度は出来がいいと大きな紅茶缶に口まで一杯に入った蓋を開けてくれた。
懐かしきお馴染みの香り!合格!!

前回はお盆の最中で店長さんがお休み中だったので、お薦めがイマイチだったのだ。値段が同じなのにロットによって出来が多少は違うのは悔しいが、ワインと同じで仕方ない。
しかし、出来の良くない年は、買いつけをしないと言っておられた。

「ちょっと待っていて下さい、とっておきのお茶があります。お取り置きしておきました」とレジのボックスから出て来られた店長さんに出していただいたお茶は:

② Turzum (トゥルザム)
 緑茶系の茶葉が多目の複雑な香りが入り交じったハーモニーを作り出している、とても素敵な緊張感のあるダージリンで、これはこのお茶園では4年に一度しか収穫できないのだそうだ。今回を逃すと4年間飲めない。
大変希少価値のあるお茶らしいが、事実まったく隙のない申し分ない高貴な香りとお味。(と言うか、私好みで美味しい!)
普段高価過ぎて飲めないワインを飲んだときみたいに、美しいお茶だ。(Sungma農園らしい)

2種類と決めていたにもかかわらず、これも滅多に手に入らない青茶で、

③ Maori Blue (マオリブルー)という、ニュージーランドの珍しいお茶もいただいて来た。
こちらは、よりが以前買ったムーンパレスに似て、丸っこい小さな弾丸みたいで、お湯を足すと、パーッとポットが一杯になるくらい茶葉が大きく広がるので、渋くならずに何杯でもお湯をさしていただける。
リラックスできて、疲れがすっと引いて行く。

100gで12,000円もしているから(ウッヘェー!)、50gだけ好奇心でいただいてきた。
夜遅く飲んでも大丈夫な、コカンみたいなお茶だ。
これもとても丁寧でおおらかな気品のある美味しい中国茶だ。

お茶は、あるものは大変高価なのだが、高かろうが安かろうが何故かその一つ一つの印象を自分の舌が記憶として覚えているから不思議だ。利き酒みたいなものだろうか? その時のその味と香りが、体中に染み渡る。

『星の王子さま』みたいに、手をかけた分だけ個性が広がるのかもしれない。

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