2015年3月16日月曜日

ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ 〜宮崎駿の世界

ミラバッシ、ミラバッシ・・・何か聞き覚えのある名前だと思いながら、、、
ステージに現れた人物はかなり見覚えのあるお顔と姿勢で、家に戻ってコンサートファイルを見たら、メンバーは違うが以前やはり彼のトリオをスウィングホールに聞きに来ていた。

今回は、武蔵野ということもあって、最近の収録であるジブリのアニメの曲が中心だった。いつもとお客さんの層が少し違って??と思っていたが、そのせいだったのだろう。



宮崎駿さんと多分奥さまだと思われる美しい女性、そして少し遅れて加藤登紀子さんがいらして並んですわっていた。演奏の合間にも彼らの紹介があったので、やはり武蔵野特別バージョンだったのかもしれない。
宮崎さんは落ち着いていて、とてもオーラがあった。

ミラバッシは宮崎アニメの大ファンらしい。ナウシカの曲などはとても思いがこもっていたから、本当にとてもとても好きなのだろう。
しかしジャズにアレンジすると、聞いたことのあるメロディーなのに、別物になって元の曲がどのアニメの曲なのか思い出せないから不思議だ。

前回は2008年にやはりトリオで聞いたらしい、感想の所にレオン・パーカーのドラムスが和太鼓を思わせる迫力で音楽性があり、とても良かったと書いてあった。そして3人の調和がとても良く、目立ちたがりがいないコンビネーションがとても良かったと。

今回はジブリワールドを意識し過ぎか、もう少し控えめながらも3者の個性が飛び出ても良かったように思える。とても大人しかった。全体的にミラバッシ中心であとはサポート・・の感が強く、あとの2人ももう少し出しゃばってそれなりの個性を出して聞かせて欲しかった。

けれど、前回のロン・カーターの時のような不満は残らず、気持ち良く音に浸れた。
ミラバッシが右手だけで弾いていた時の迫力はすごかった!片手でもあれだけ複雑な音が出せるのだ。

そして、それとは別に久石譲さんの曲はジャズになっても映画の中でもやはり心にしみ込んで来て優しく、強く、透明で美しく、とても素敵なのだと再認識した。


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