2015年6月1日月曜日

軽井沢便り 〜鹿が出現! 鹿は神聖なのだそうです

久しぶりの軽井沢便りです。
ここのところKzさんの仕事の関係で軽井沢滞在が増えました。
いつも、この季節からは蜂と雑草に悩まされます。


昨日、夕方4時半頃だったでしょうか? 大分きれいになったはずの庭もよく見ると気になる箇所だらけで、草取りをしていました。とても静かで、鳥の鳴き声と風の音が聞こえるだけ。

けれど、あまりの静けさの中に、なにかとても静かな気配を感じて、上の写真の方向を見ました。一瞬静寂に包まれました。別世界に紛れ込んだように・・・。



前方の林の中を影絵のように音もなく、細長〜〜い膝を折り曲げた美しい脚のシルエットが左から右に移動していくのです。

「エッ?!何?」何かが動いています。足だけだったのに、次の瞬間に胴体が脚の動きと同時に左から右に移動してきました。全く音がしません。
静かに、静かに、ゆっくりゆっくり移動していきます。

「うわっ!鹿だ! 角がないから雌鹿・・・」
我が家はそれほど森深くないので、狐や狸、鳥たちは来ますが、熊や鹿はまだ見たことがありません。


これは前日朝の雉の雄です。窓越しに撮ったためぼやけていますが、とてもきれいな色をしています。名前はケンケン。奥さんがいます。

大きな声で気取ったポーズを取り、けーんけ〜〜んと鳴きながらしばしば横切って行きます。

話しを鹿に戻しますが、この瞬間は、映画『ディア・ハンター』の初めの部分に鹿狩りに行くシーンがありますが、静けさと神聖さと美しさが、あの鹿の登場シーンにそっくりでした。確かあの場面も音がなかったような気がしますが・・・何しろ昔観たままなので・・・。鹿は森の中をあのように音もなく歩くのです。

草を取りながら顔を上げた私は、一瞬携帯のカメラを思いましたが、家の中。
じっとみつめていると、彼女も私の方に頭を回し、しっかり眼が合ってしまいました。
優しい静かな眼、攻撃的要素はゼロです。
ただじっとみつめています。

仕方がないので、軽く挨拶をして、小さな声で「こんにちわ」とつぶやきました。
「あなた、どこから来たの?」と思わず聞いてしまいました。けれど、大きさが恐かったので、「イノシシに気をつけて下さい」とか、「熊に注意」の標語を急に思い出して、家の中に入りました。

すぐにiphoneを持って、ベランダのドアに向かいましたが、もう姿が消えていました。
よってその美しい姿は私の眼の中にだけ納まっています。

『鹿が目の前を通って行った」その時はそれだけ思ったのですが、こんな場所に鹿が現れること自体、とても不思議なことであること、鹿には色々神聖な意味があることでもう少しスペシャルなこととして意味付けをしておいた方が良いような気がしています。

お友だちのエハンさんに主人が話したら、「それはすごいことなのだ!」と鹿の意味が書かれているサイトが送られて来ましたが、シャーマニズムの世界でも結構意味深いようです。"優しさと無条件の愛と思いやりのシンボル"だそうです。
鹿さんはそれを私に伝えにやってきてくれたのでしょうか? 心に留め置きましょう。

お誕生日の直後にこのようなことが起きたことは、とてもよい兆候らしいです。ということで、、、私としては勝手に良い受け取り方をして、良い方向へ行かせていただきましょう。

鹿さん、ありがとう!
優しい眼は忘れません。私にとっては素晴らしい浄化作用があったような気がします。
鹿さんに守られて、64歳のスタートです。

優しく、透明に・・・

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