2016年7月25日月曜日

翻訳は太る 〜大切な人お二人の訃報

久しぶりのブログだ。
前回が3月16日だから、4ヶ月以上書けないでいた。

ある本の翻訳を手掛けていたので、座れば仕事・・慣れない犬の世話にひいひい言いながら、認知症の母の世話(ホームに入っている)でできるだけ訪問する努力。犬に見つからないように家を出るのに気疲れながらも、寝る時間を惜しんでやり続けた翻訳が終わったら、下腹部に贅肉がたまっていた!!
結論は、翻訳は太る!だ。


村上春樹は、マジ立派だ。
彼は自分の健康管理を徹底的にしている。仕事の時間をしっかり決め、運動も規則正しく取り入れて、食事のコントロールもできていて素晴らしい。

私は、家事の合間にひたすら時間を見つけては翻訳の続きをし、見直し、乗ってきたところで犬に邪魔され、むかっとしながらもどうしようもなく、また前回の初めから読み直し〜と、泣きたい思いで続けてきた。

主婦なので日常の仕事と、食材の買い物、母のホーム通いと週一のスペイン語の授業のほかにほとんど外出がなかった。

仕事がひと段落し、今日初めて日常外のことをする余裕ができた。それがこのブログだ。
犬が朝の散歩の疲れで眠っているお陰で、時間ができた。

パグのくう(空)ちゃん、2月14日に我が家にやってきた時は1.2kg、現在7ヶ月になり6.2kgになった。ケージから出してもそこらじゅうにおしっこやウンチをまき散らすことはなくなり、ご飯も1日3回から2回にシフト中だ。
そして何よりも、注射が終わったので、散歩もできるようになった。

エネルギーの発散によって、一時の気が違うような手のかかる状態ではなくなったものの、とにかく人一倍元気で、走り回るのが好きで、タフで気が強い・・そしてとても、寂しがり屋だ。

パグはあまり動くのが好きではない〜と聞いたけれど、うちのに限って言えば、どの犬よりも動いている。何キロも平気で歩く。(すごい呼吸音だけど)

私のお腹にたまった贅肉は、散歩で削いで行こう!(無理かも)

4月から、二人の大切な人の思いがけない訃報が入った。
一人は、私の悔しい思いを理解してくれる(その人も経験しているから)ただ一人の人、アメリカで男一匹侍のように頑張ってきた日本男児だ。私はこの世でたった一人の自分の味方だと勝手に信じていた。

もう一人は、体調の悪い特異体質の私の健康管理を良い方に導いてくださっていた歯医者さん。絶対に病気と縁がないと思われるくらい元気な方で、ご自分を人間の健康と気づきのために新しい認識を広めようと命を注いでいた男性だ。本当に熱心で患者思いの先生だった。
8月中に九州まで行って歯の調整をしていただこうと思っていたのに、もうお会いできない。

大切な人二人との突然のお別れと、初めての翻訳の仕事のひと段落に、これからの自分の先がいつ終わるともわからない人生と本気で向き合わないといけない思いを強くした。
そうでないと、何も完成させずに何の足跡も残さないうちに気がかりをいっぱい心の中に留めたまま人生を閉じてしまうことになるから。

ギリギリ失明も免れたし、多分まだしなければいけないことがあるのだろう。

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