2019年2月28日木曜日

22. 黄斑円孔と網膜剥離の手術〜その後のまとめ

黄斑円孔に始まり、そこに網膜剥離と網膜剥離の再発が加わり以下の記事をシリーズで書いてきました。

1.加齢性黄斑変性だと思ったら硝子体黄斑牽引症候群だった 
2.黄斑円孔〜不思議な世界 
3.黄斑円孔手術その① 入院、手術、そしてうつ伏せ開始
4.黄斑円孔手術その② これからが本番、うつ伏せ地獄!
5.黄斑円孔手術その③ 退院後、視界と生活
6. 黄斑円孔手術その④ 術後1ヶ月半視力
7.黄斑円孔手術その⑤ 〜退院後2ヶ月検診、反対側の目も手術が必要!!
8. 黄斑円孔手術その⑥ 〜奇跡だ〜、硝子体が網膜から離れた!!
9. 黄斑円孔手術その⑦ 〜一年後の様子
10. 黄斑円孔手術その⑧ 〜術後2年目の様子
11.黄斑円孔手術その⑨ 〜術後2年半の様子
12. 黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離手術① 〜裂孔原生網膜剥離になってしまった!
13. 黄斑円孔手術その後、 反対側の目の網膜剥離手術② 〜今回の原因
14. 黄斑円孔手術その後、反対側の目の網膜剥離手術③ 〜術後1ヶ月以内の様子

15.黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離再手術① 〜手術後1か月で再発!! 悪夢の日々
16.黄斑円孔その後、反対側の目の網膜剥離再手術② 〜再手術後1ヶ月、シリコンスポンジとシリコンオイル
17.網膜剥離再手術③、シリコンスポンジとシリコンオイル編 〜術後2ヶ月


20. 網膜剥離再手術⑥シリコンスポンジとシリコンオイル編 〜オイル除去手術1ヶ月後

21. 右眼の黄斑円孔と左眼の網膜剥離手術3回の記録 〜最後の手術から半年後

22. 黄斑円孔と網膜剥離の手術〜その後のまとめ

今回は22番目のまとめで ”その後”です。


右目の黄斑円孔の手術から4年4ヶ月、左目の3回にわたる網膜剥離の最後の手術から1年3ヶ月が経ちました。
黄斑円孔の時はそれでも地域の眼科では硝子体の重大な疾患ですぐに杏林での診察が必要でした。視界がめちゃくちゃなので、本当に心配しました。
目ってこんなになってしまうんだ!と恐怖でした。

幸いにも4年以上過ぎた私の目は、一部えぐられた黄斑部分に少し紗がかかることと視界の右側が多少膨らんで見える歪みがありますが、じ〜っと睨んでやる視力検査では1.2まで回復しているようです。老眼は治りません。



他方、三回の手術に耐えた左目は、黄斑円孔よりもずっと重症で失明も疑われましたが、0.0〜ですが、とりあえず視力はあります。
但し、網膜が剥がれないようにシリコンスポンジに縫い付けてあるため、この歪みは全く改善されません。左目だけで世界を見ると薄暗くぼんやりとしていてゴッホの絵のように波打っています。

これは2回目の手術の後から全く変化なしで、右目の時のように少しずつ良くなると思っていましたが、1年7ヶ月経っても全くその兆しはありません。

ありがたいことに、手術後縁の黒い太陽のコロナのような格好をした1円玉ほどの泡が7〜8個あって視界を妨げることがあったのですが、少しずつときを経て今は完全に消えています。何しろ下を見るとそれらが出てきて、うっとおしいことと言ったら!しかもそのほかにも小さな泡はたくさんありましたので。

これはオイルの残骸だったのだと思います。いつの間にか吸収されたのでしょうが、一番効いたのは酵素などの生きた細菌のような気がします。

体調を整えるために何度か新潟まで酵素風呂の施術を受けに行きましたが、その度に少しずつ減りました。酵素さんが食べてお掃除してくれたのだと思いました。

一回目の酵素風呂の時はいきなり3個減りました。びっくり!大喜びで新幹線で戻りましたが、いつの間にかまた泡が戻ってきていたこともあります。

この泡はシリコンオイルを使った人々のブログでは乳化してほとんで消えないということを読んでいたので、一生付き合わないといけないのかと覚悟をしていたので、とても嬉しいです。頭を動かすたびにゴゾゴソと複数の泡がまるで飛蚊症のように視界に出てくるのですから、とてもうっとおしいものです。

それから飛蚊症がほとんどなくなりました。

左目は視力は弱くしかも歪んでいるひどい視界ですが、手術と同時にほぼ強制的にやった白内障の手術のレンズの調整のせいか、近視になり、幸いにも老眼鏡をかけなくても左目で文字が読めるようになりました。

近くは左目で遠くは右目で・・・とやってはいるのですが、家のなかではどうにかやっていけますが、外ではやはり調整機能が左右の著しい差のせいで目を動かすたびに複視現象が起き、目が回るようなので、やはりメガネは必要です。

レンズにプリズムというのが入っているせいで、焦点が合わせやすく裸眼よりはずっと楽で日常生活は困りません。

手術をした人、あるいはする人々への参考に絶望しないように聞き記しておきましょう。



4 件のコメント:

  1. 初めまして。
    先日、2度目の網膜剥離の手術の際に注入したシリコンオイルを抜きました。
    色々と不安な気持ちになる中、この記事を拝見してとても気持ちが軽くなりました!
    さて、教えていただきたいことがあります。

    <状況>
    ・粉:いわゆる「飛蚊」
    ・粒:(イメージ)ビーズ~米粒大
    ・球:(イメージ)ビー玉大

    粉は、術後たくさんありましたが、一週間程度でいくらか減った気がします。家の中からそとを見ると「あ、雪が降ってきたね」な感じです。
    粒は、直後は10粒くらいありましたが、日に日に数が減っていき、一週間程度で見当たらなくなりました。
    球は、一つだけですが、下を見ると登場します。正面~斜め下では見えません。PCでのデスクワーク中はほとんど気になりませんが、スマホやタブレットを操作する角度ではしっかりと存在感をアピールしてくれます。

    <ご質問>
    ①hoshinosoradesuさんの「縁の黒い太陽のコロナのような格好をした1円玉ほどの泡」は、術後いつごろから減り始めましたでしょうか?
    ②最後のひとつが消えたのはいつごろでしょうか?
    ③飛蚊症がほとんどなくなったのはいつごろでしょうか?
    ④消えたことについての医師のコメントはどのようなものだったでしょうか?

    ご回答いただけたら幸いです。希望が持てます。

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    1. ブログを読んでいただきありがとうございます。少しでもお役に立てたようで嬉しいです。気付かずお返事遅れて申し訳ありません。
      1円玉大の黒いコロナの泡は最初7個くらいありましたが、いつの間にか少しずつ消え、何故か今でも1つだけ残っています。邪魔なのですがまだ消えてくれません。常に視界にあるのではなく何かの拍子に出てきます。特に下を向いた時。できるだけ気にしないようにしていますが。あなたの球と同類かもしれませんね。
      飛蚊症は気がついたらなくなっていた、という感じでいつかははっきりしません。現在も消えたままなので助かっています。
      色々なことに時間がかかるので焦らないことが大事です。何年かかってもいつか治ると思っていれば、いつの間にか脳が色々調整してくれます。気長に頑張ってください。

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  2. ご返信ありがとうございます。
    気づかずすみませんでした。

    悲しいことに、あの後再度網膜剥離になってしまい、シリコンオイル生活に戻ってしまいました。。。
    いつか治る(どこまでか分かりませんが)、信じて気長に向き合うしかないと思っています。

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    1. 大変でしたね。ショックが大きかったことと思います。このことに関してはもう受け入れるしかないので、先に目を向けて光があることを喜びましょう(私もせっかく治ると思っていたのに視界が暗くなっていってどん底気分でした)今度はうまくいくと信じて気持ちを穏やかにキープしてもう一踏ん張りしてほしいです。

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