2020年6月15日月曜日

野ブタ。をプロデュース 2005年の作品

木皿泉の脚本のドラマは大好きでほとんど観ているのだが、なぜかこのドラマは観てなかった。
今回のコロナ禍のおかげで、数々の名作が再放送された中の一つだった。
学園モノの若い人向けの作品かもしれないけれど、私はすっかりはまって観てしまった。木皿ワールド満載だ。




亀梨和也と山下智久そして堀北真希の3人がとても素敵で、今活躍中の多くの役者さんやもう懐かしい人になってしまった他界された役者さんなどがぎっしり詰まった大変質の良い作品だった。戸田恵梨香さんもふっくらしていてとても可愛い。

木皿ワールドには必ず神がかり的な存在が登場する、幽霊だったり、死んだ人だったり・・しかも現在の世界と交信していて、ミステリアスだけれどみんなを見守っていてくれる存在だ。

今回の夏木マリの教頭先生と忌野清志郎の古本屋さんがそれだ。
この世界をよく見守っていて導いている、暖かい存在だ。
「昨日のカレー、明日のパン」の時の星野源が演じた幽霊さんと同じだ。
その役割の人々が作品をとても豊かにしてくれ、とてつもない暖かさで包んでくれる。

つまり一人ぽっちじゃないのだと感じさせてくれるのだ。たとえ姿は見えなくてもおまえは誰かにつつまれ守られている・・・という。

一人ぽっちじゃないと感じるだけで人は生きていける。
来週の最終回が楽しみだ。



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