2023年3月28日火曜日

この冬のドラマ2023年 〜実力派の脚本家の集結、素敵なドラマが多かった『100万回』と「星降る夜に』など

 この冬はドラマを楽しめた。一番楽しみにしていたのは安達奈緒子さん脚本の『100万回言えばよかった』と、大石静さん脚本の『星降る夜に』。始まる前からどんな作品かとワクワクしていた。北川悦吏子さんの『夕暮れに手をつなぐ』ももしかしたら面白いかもと期待していた。


清水友佳子さん脚本の『リバーサルオーケストラ』は、のだめみたいなのかな?と思いながら、これもちょっと気になっていた。觀始めたら音楽が素敵で楽しく、みんなのテンポが何とも平和で、ホッとして疲れをとってくれる作品になり思っていたよりずっとよかった。門脇麦さんと田中圭さん、オケの皆さんに感謝だ。フルートのアオイくんをやった坂東龍太くんは、ユニコーンの時もとても印象的だったけれど、この作品でも自然体でこれからさらに楽しみな役者さんだ。

私は映画やドラマが大好きで、観ていると1日の疲れやストレスが取れる。

今回は平和で綺麗な作品が多く、『星降る夜に』などは背景の透明感のある世界にどっぷり浸って心静かになり、鈴先生の吉高由里子さんに感謝だ。北村匠海君の生命力丸出しの生き生きとしたあり方は勇気をいっぱいもらえて、私はsilentよりずっと好きだ。一星くんと深夜先生にも感謝。それぞれの役者さんの不思議な魅力が凝縮して滲み出ていた。ドヨンのcryという挿入歌が画面を引き立ててとても良かったです。ネット配信されないのが残念です。

100万回は、あまりにも現実離れした設定だったのでどうやって収拾をつけるのか心配だったけれど、私には全く違和感なく、ミステリー、サスペンス、恋愛、家族、生きること、支え・・・色々なものが盛り込まれた欲張りな作品だった。主演三人のコンビネーションがよく、とても息が合っていた。うまい!

毎週、飽きずに謎解きしながら出演者の表情を楽しみながら観ました。解きたい謎があまりにもたくさんありました。悠依ちゃん逞しい!

そして、マカロニえんぴつの『リンジューラブ』は珍しく歌詞がしっかり心に飛び込んできていつまでもリズムと共に私の体内で鳴っています。この作品と完全に一体化してしまいました。

夕暮れは、終わりのダンスが楽しかったけれど、何か心の動きがもどかしく、メロドラマを観ているようでイライラした。わざとすれ違いを作っているみたいで、君の名は〜じゃないのだから・・と、思ってしまったりした。二人の主役を活かすためだけに作った作品なのでは?と思わせてしまうような人工的な作り物感があって、どうも楽しめなかった。

ストーリーとは別に脇を固める出演者は個性的で面白かった。台詞も良かった。デザイナーの遠藤憲一さんや礒部マキの松本若菜さん、響子さんの夏木マリさんはとても良い味を出していたのだが・・・

と、今回はこんな感じでした。バカリズムさんの『ブラッシュアップライフ』は評判が高かったので観てみましたが。設定の面白さと組み立ての凄さには感心しました。けれど毎週人生をやり直すののはマジ疲れました。安藤サクラさんも疲れたことでしょう。アサミさんとミーポンとナッチのあの自然体の演技力には脱帽です。


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