2024年4月26日金曜日

ドラマの題材のダブり 〜放送業界はどうなっているの?

今シーズンのドラマを観始めて驚いた。 記憶喪失?記憶障害?のてんこ盛りなのだ。メインの題材になっているものもあれば、一部に記憶障害が入ってくるものもあるけれど、ここでもあそこでも・・どうして?と内心びっくりする。重ならなければとてもいい作品なのにもったいない!

最近のドラマを観ているとシーズンごとにとても似通った主題を掲げているものが多い。あるいはほんの少し前のシーズンに観た⚪︎⚪︎とそっくり・・・何々と何々を変えてあるだけでまるでリメイクだ!どこかで観たばかりみたいな感じの番組が多いのだ。日テレの「リバーサルオーケストラ」とTBSの「さよならマエストロ」のように。これももったいない!


放送局ごとの連携はどうなっているのだろうか?新番組の情報をひた隠しにしていてシーズンが始まったら各局がみんな同じことを考えていて偶然似たような要素を含む作品になってしまったとでもいうのだろうか? 視聴者のためを思うなら、あちらはこんなテーマだから、うちはかぶらないようにこれで行こう・・とか、このテーマはやったばかりだから少し間を取るか視点を変えよう・・とはならないのだろうか。

あたかも一人の王様みたいなのが放送業界を牛耳っていて、「今シーズンはこれを題材に各局は全力で競争しあって素晴らしい作品を競ってください」と宿題を出しているみたいだ。

以前フジテレビの「Silent」という作品が大ヒットした年があった。聴覚がなくなっていく男性の話だ。新鮮で綺麗な作品だった。その次のシーズンにテレ朝でやった「星降る夜に」というやはり聴覚障害の男性の作品が私は大好きで、とても良かった。どちらも素敵な作品だったのに、2シーズン続けて似たような題材でやってしまったら後発の方がどうしても色褪せてしまいもったいないと思った。もちろんプロットは違うのだけれど・・・。後で知ったことだけれど、本来は後発の作品の方が企画が早く出来上がっていたらしいのでほとんど同時進行だったのだろう。

今シーズンはちょっと異常だ。記憶に関することが多過ぎる。いい感じの作品なのに、また記憶?

山Pが久しぶりに民放登場なので楽しみにしていたのだけれど、これも「TOKYO MER」と「コードブルー」を連想してしまった。あのすごい設備の整った車を観た時にガッカリしてしまった。どこかで観たことがあるシチュエーションのような〜〜 でも、出演者がいいから楽しみに見続けると思うけれど、折角の久しぶりの登場なのでもっとワクワク新鮮味のあるものだったらよかったのにと思ってしまった。フジテレビ、最近かなり行き詰っているような気がする。TBSの作品の方が目の付け所が面白いかも。

視聴者のテレビ離れのせいで作品の質の低下などが起きたらそれはやはり放送業界の方針の何かが間違っているのではないだろうか?視聴率狙い過ぎだったり、最後まで観させるためだけにつまらないトリックを使ったり・・・。

どの放送局にも何度も観たくなるような素晴らしい作品がたくさんあるのだから、質を低下させないためにも目の付け所をしっかり見極めて、踏ん張って頑張ってほしい。

それにしても時代劇が本当に少なくなったなあ、やれやれ・・・

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