2013年4月8日月曜日

紺碧賞 〜早稲田大学オープンカレッジ

賞には全く興味はないのだが、先日4月5日に早稲田大学オープンカレッジの開講式があった。
その会場で150単位以上取得した修了生に紺碧賞という賞を下さるというので友だちの薦めもあって出席してきた。

早稲田の社会人のための講座では、76単位を修了した人は修了生となる。
ここが一つの節目になり、色々特権が与えられるのだが、修了後も勉強を続ける人はたくさんいらっしゃるので、更に150単位取得者には紺碧賞が与えられるということらしい。(今回の出席者、修了生105人、紺碧賞29人)

私は1997年から早稲田での勉強が始まった。もう16年勉強を続けているということなのだ・・いや、驚いた!

小林先生の『女性と文学』とエリザベス・キリタニのシェークスピアシリーズから始まり、キリタニ先生がエクステンションから去られた後、青山南先生の『原文で読むアメリカ短編』に移った。
それと平行して、スペイン語、フランス語、英語を続けていたが、途中から母の介護で長野へ通うようになり、時間の余裕がなくなり、いつの間にかスペイン語だけになってしまった。

けれど、16年間分溜りに溜って150単位を超えたようだ。一科目一年間取って4単位なのだから、随分勉強したことになる。

回りを見ると、若干私は若い感じがした。
皆さま70歳代から80歳の感じだったからだ。

生涯学習は余裕が出てから始める人と、余裕はないけれどどうにか続けたい人とあると思う。途中で姿を消す人、また戻って来る人・・・

今回の授賞式では、スペイン語の友だちが紺碧賞で3人、修了生で4人受賞していた。
みんな良く知っている方々で、早稲田での長い在籍を感じた。
そして、ここにも私の場所があることを思ってとても嬉しかった。

もっときょろきょろしたら、他のクラスで出会った方々ともお会いできたかもしれないけれど、スペイン語の仲間がドバッと目に入り、そこでおしゃべりが始まってしまったので、他を見る余裕がなかった。何と言ってもみんな人懐っこい!のだから。

大学院の学生であった夫とアメリカで暮らしていた頃、私はオープンカレッジに通いながら、日本にもこういうのできないかなあ〜と思っていたが、帰国後友だちから早稲田の存在を知った時の喜びはとても大きかった。

生涯学習の場があるというのは私のような人間には本当に幸せだ。
母の介護とともに、ボチボチ続けていこうと思う。そう言えば、誰かが言っていた、
「今度は300単位かな?」って!




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