2022年6月14日火曜日

久しぶりの旅行 〜しまなみ海道

 3年ぶりの旅行。しまなみ海道・・・久しぶりに心躍り、気分が晴れた。


2019年の旅行が最後に自粛生活に入ってしまったので、旅の感覚を忘れてしまっていた。昨年コロナの感染者がグッと減った時に福岡の歯医者さんに行ったが、それとはまた違って・・・旅はいいなあ〜 夫の友人のT夫妻との気が置けない旅・・・


福山から鞆の浦、尾道から生口島を通って大三島、来島海峡を通って今治、松山の道後温泉という3泊4日のしまなみ海道コース。美しい橋をいくつも渡った。瀬戸内海はやはりT夫妻と8年前にご一緒した高松・直島・備前の旅以来だ。

私の父は旅行が大好きで母を連れては本当に色々な場所を旅していた。そんな家で育ったにもかかわらず私は結婚してから国内旅行はほとんどしてない。海外へは諸々の事情で出かけてはいるが。

2014年ごろから始まったT夫妻との灯台めぐりの旅のおかげで旅行に出かけるチャンスができた。とても嬉しい。

新幹線で福山到着、レンタカーをして鞆の浦へ。鞆の浦をウロウロして、ホテル鷗風亭へ。鞆の浦は古い街並みのせいかぶらぶら歩いているだけで何やらホッとする。レトロな喫茶店に入って休憩で飲んだ柚子フロートの美味しかったこと!甘さと香りとバランスが取れていて、すごくスッキリしており・・お店のご主人らしき人の無口な気難しそうな様子がプラスされ、印象に残るものの一つになった。kzさんの頼んだ焙煎の深煎りコーヒーもちょっと味見したら個性的な印象にのこる風味だった。ここのご主人のこだわりを感じる。

湾の先端にあるシンボルの常夜燈の周りは観光客が集まっていた。お茶している人々がたくさんいたが、みんな元気な声でおしゃべりに花が咲いている。お客さんの会話の中に年配のおじさん連中が寄り合い所で話しているみたいに、「あそこのパーマ屋のばあさんがさ〜」という台詞が出てきた。”パーマ屋”この音を聞いた途端舞台が昭和30年代にぶっ飛んだ。なんと懐かしい響き〜信州の田舎で子供だった頃にタイムスリップした。鞆の浦はそんな気持ちにさせる不思議な所だった。

鷗風亭は最上階のせいもあり素晴らしい眺め。しかし何よりもお料理が美味しかった。よく工夫されていて、お味もよく、多分常に研究されているのではないかと思う。料理人のオリジナリティーのある美味しいものを作ろうという心意気が感じられた。朝ごはんもgood!

私は屋上にある露天風呂が大変気に入った。T夫妻も同様だったのだが。高所恐怖症の夫は怖くて2秒で出てきてしまったというので・・もったいない!私は鳩と話をしながら一人で悠々と入っていたのだが。

部屋から見える日の出は最高だった。優しい水色とピンク色が少しずつ変化していった。そうか、あちらが東なのだ!と入り組んだ地形の地図を思い浮かべた。日の出は1日の始まり、どこにいても素敵だ。

2日目は尾道の千光寺山にケーブルカーで行き、地形を眺めた。映画の尾道3部作とかですっかり有名になった尾道なのだが、長崎で感じたような歴史を背負った坂と生活の密着度はあまり見られなかった。

尾道ラーメンは、もっと調べておけば良かったのだが、少々期待と違っていた。20年ほど前に一時期こって通販で買っていたラーメン(阿藻珍味)はもっと個性があって美味しかった気がするのだが・・・通販でしか買ったことがなかったし、時が経ち過ぎているのでスタイルも変わってきているに違いない。通りを挟んだ向こう側にあった店は行列が途切れずに続いていたが、どんな味だったのだろうか?

ラーメンを後にしてしまなみ海道に入る。向島、因島を通って生口島へ。平山郁夫の美術館へ。美術館は大好きだ。ただここでは何故か完成した絵画よりも下絵や途中のものの方が自分では好きな気がした。人の好みは色々だから仕方ない。長野に東山魁夷の美術館があったのだが、作風が似ているような気がしていたが、そうとも言えなかったことを認識した。本物を見るのは良いことだ。

大三島が2日目の宿泊地。WAKKA。別天地。サイクリングの人々が宿泊する施設で、自転車用の設備が整っている。道路に面しているのに中に入ると別世界で、海がすぐ裏側だ。バンガロータイプの部屋に宿泊。下にはテントもある。白に統一された気持ちの良い空間だ。夜はバーベキュー。ワインを飲みながらたくさんおしゃべりをした。ボラボラ島でのひとときを思い出して、何とも寛いで楽しかった。気の合う友だちと夫婦で付き合えるのは実にいいものだ。尊い時間。

ベランダから見える朝日はまたまた素敵だった。二日続けてパーフェクトな日の出を拝める。東京は大雨だというけれど。お天気に恵まれついている。静かな海、ガンツウの船がのどかに進んでいる。(旅から戻ってしばらくしてこちらのホテルで従業員の方がコロナになり臨時休業になったと連絡がきた。私たちは濃厚接触者ではないが何かあったら連絡くださいということだった。ほとんど屋外での接触だったから問題ないと思うが、数日の違いで宿泊できないところだった。ある意味ここでも運がよかった!)


大山祇神社にお参りする。樹齢2600年の巨大な楠木がオーラを放つ。今回の旅はとてもバランスよく、新しいもの、古いもの、美味しい食、くつろげる宿、美術館や神社、自然、景色・・・観光地というよりも命のエネルギーをもらえている感じがする。手入れの行き届いた由緒ある神社。今治タオルの本店へ向かう。

kzさんはいくつもの島を転々と進んでいくのがとても楽しかったようだ。橋を渡るときだけは下を見ると高所恐怖症が顔を出し、足がすくんだようだが。このドライブは景色を見ているだけでも爽やかでとても気持ちよかった。自転車が好きだったらサイクリングはさぞかし素敵だろう。

今治タオルの本店は商工会議所の会議所のオフィスみたいで、少々期待外れだった。もっと今治タオルの謂れみたいなものとか、現地での色々な工夫されたものが見られるのかと思ったが、ただ製品があっただけで、歴史を感じられず残念だった。お昼は近くのプラザでカレー。ネパールだったかな。割と美味しかった。

さあ、松山へ。道後温泉ふなやへ。漱石も泊まったというので、漱石好きな私は大喜び。「こちらの都合で・・」とチェックインでいきなりアップグレードしてくれ、特別室のスイートへ案内された。ここでもついている!!T夫妻のお部屋はペントハウスで間取りは一軒家!私たちの部屋もいい感じのスイート。ふなやさんでの一番と二番目のお部屋に通されたようだ。部屋付きの檜のお風呂がとても気持ち良い。大きなお風呂に入ってみたが、部屋の方が良かった。お湯の質はすべすべ。毎日何度でも入りたいくらいだ。温泉好きな私には天国。

外に散歩に出かけ、あの「坊ちゃん」の道後温泉にワクワク。ところが本館は修理中。幕で覆われている。随分サイケな壁だなあ〜と思ったら本館で、しかも何も見えない。ちょとだけ隙間から覗いてみた。雰囲気あり。

街をぶらぶらして満喫。それだけでも十分だった。漱石を思い、正岡子規を思い、秋山兄弟を思い・・・松山はすごいところだと実感した。

ふなやさんでは、漱石が食べたというステーキが夕食の中に出てきたが、「この味付けかな?」と疑問が湧いた。朝ごはんは美味しかったが、夕飯はまあまあかな。夜T夫妻のお宅を訪問し(本当にキッチンやリビングもついていて、お宅という感じだった!)最後の夜を晩酌しながら過ごし、たくさんおしゃべりをした後お暇した。

最終日は、松山城。私は天守閣が好きなので狭くて歩幅が広い階段もものともせず、上へ上へ。この貪欲さがまだ自分に残っていたとは笑ってしまう。しかしやはり天守閣はいい。こんな高い場所にお城を建てたなんて・・と感心する。いずれにせよ歴史を感じる場所は素敵だ。

ロープウェイで降りてきて、鯛めしを食べる。宇和島の鯛めし丸水。天然の鯛のさしみを卵かけご飯の中に入れて食べるみたいな感じで、私には実に美味であった。1日目の鷗風亭で食べた鯛めし(鯛の炊き込みご飯)が絶品でそういうものかと思ったら、全く違ってこれも海の幸の豊富なところならではと感心した。街をぶらぶらして、伊織という今治の製品のある店で買い物をし(今治タオルの本店よりずっと色々なものがあった)満足。後で知ったが四谷のアトレにも同じ店が入っていたようだ。

最後の松山空港に向かって出発。車を返して、飛行機の出発が遅れるので早い夕飯のうどんを食べて、無事羽田に到着した。そういえば、とにかく何を食べても美味しくて、出てきたもの全て完食!我ながら何も気にせずに食べ続けたのだが、胃腸の弱い私も全くお腹を壊すこともなく快調だった。気持ちの満足感はストレスを取りリラックスさせ、健康に導くとつくづく確信した。幸せは健康の素なのだ。体重とは別の次元だが・・・

あまり楽しかったので記憶のために書き記しておいた。最近物忘れが進んできたので、昔書き記しておいたものがとても役に立っている。良い思い出が薄れるだけでは勿体無いので、時間が許したら書き残しておこうと思う。命の洗濯ができました。Tご夫妻、ありがとう!


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