やっぱり福岡は魅力的なところ

 以前に福岡のことを書いたことがあったが、今回も同じように元気をもらってきた。

2014年から15年にかけてインプラントのために福岡の歯医者さんに通っていた。最初に伺ったのが2009年だからもう12年のお付き合いだ。当時は噛み合わせ治療の先駆者である先代のお父さま先生にお世話になっていたのだが、残念なことに若くして他界され、今は三人の子供たちが父親の意を継ぎ更に発展させようと大変活躍している。

コロナ禍で2年ほど検診に行けなかったので、会費が勿体無いのでこの4月に退会したところだった。これを機会に、もう福岡まで行くのはやめようと思っていた。ところがそんな時に限って事件は起きる！！インプラントの被せが割れてしまったのだ。

近くの歯医者さんに見てもらったが、私の特殊性をご存知の先生に、「作ったところでチェックしてもらったほうが良い」と言われ、ちょうどコロナの感染者が減少していた折なので今しかない！と思って思い切って福岡へ行ってきた。

型取りなどがあるので一回で全部済ますには２泊3日必要だった。この後コロナもどうなるか分からないので今やっておくべきだという結論で交通費は勿体無いが行く決心をした。

幸い土台とボルトは問題なかったので更に丈夫な被せにしてもらい、検診もクリーニングも全て済ませて噛み合わせも完璧に調整していただき帰宅した。これでしばらくは大丈夫だろう。

ところで今回書きたかったことは、福岡に行くたびに感じる町のエネルギーの強さのことだ。歯医者さんのスタッフはみんな親切で明るく私を迎えてくれる。感じがいいので、行くと元気をもらえるのだが、街に出てみると働いている人も、歩いている人もみんな明るく生き生きしていて親切でとても楽しそうなのだ。東京と何が違うのだろう？

食べ物は美味しいし、活気がある。お昼時の食堂の賑やかさはものすごい！安くて美味しい店には行列ができ、みんな並ぶのは気にしないで楽しそうに順番を待っている。店員さんは優しい。ホテルの朝ごはんも地方色豊かで美味しく、楽しい。

以前食べたのがあまり好みではなかったため、今まで敬遠していた博多ラーメンを何軒も並んでいる横丁から一件選んで食べてみた。SinSinというお店のラーメンはまじ美味しかった。餃子も美味しかったし、ヤキメシも食べたかったのだが次回に回した。スープがとてもいい！麺もチャーシウも絶品。胃腸の弱い私にも優しくとても美味しく大満足。何度でも通いたくなるけれど、次回はたくさん行列を作っていた他の店も試してみたい。

私はもつ鍋はどうも苦手なようだ。レバーとか食べられないし歯応えが気持ち悪い・・いくら食いしん坊でも弱点がある、内臓関係は苦手なようだ。空港にあるやりうどんも出汁が効いていて美味しい。お腹に優しいので夜遅く到着の飛行機に乗る前にちょうどいい。因幡うどんや大地のうどんも以前試した。福岡は麺類が美味しい、そしてたくさんの種類の食のレベルが高い。

と、こんな思いで帰ってきたのだが、もう行くまいと思っていた福岡にまた引き寄せられている。美味しさにひかれながら年齢だからと諦めずに食欲があり歩ける間は１年に１度くらいのペースで行ってみようかと考え直したところである。

コロナ禍ですっかりやる気をなくしていた自分に少し力が戻ってきたような気がする。