2012年4月12日木曜日

弱音を吐こう介護日誌(25) 〜又一つ進んだかな?

今日の母は、ちょっとひどかった。
クソばばあの名にふさわしかった。

このようにやりにくくなるときは、多分認知症が進んでいる時なのだと思う。
そして自分で抵抗しきれないからイライラするのだろう。
すると決まって、兄のところをベタ誉めするのだ。私へのあてつけに。

Kzさんのお母さまに編んでいただいたカーディガンとベストは心して記憶に留めており、Kzさんに会うと、いつもお礼を言うのだ。感心するほど、律儀なので嬉しいことだった。
しかし今日は
「これ、私が自分で編んだのかしら?」ときた。
さすがにショックだった。
「おばあちゃまに編んでもらって、お母さんいつも感謝しているじゃない。どうしたの?忘れちゃったの?」
「あら、吉祥寺のおかあさんに編んでもらったの?へえ〜、上手ねえ〜」
と初めて聞いてびっくりした表情。
「・・・」

今日は朝から、ホームの人が再三に渡ってお花見のお誘いをしてくれたらしい。
昨日から言っていたので、今日は笹岡さんと一緒にお花見していると思って、少し遅く行ったのだが、着いたら、「どうしても頑として、嫌だと言って、行かれませんでした」
と言われた。
部屋に行くと横になっていて、髪はくしゃくしゃ、完璧なアホ面で多分顔も洗ってないかもしれない。まさに認知症の人みたいだった。

話す人がいない、外へでることもできない、生きていたくない、それを繰り返して言っているが、自分で拒絶しておいて、その不平ははなはだ腹が立った。

「みんな家の人が洋服を用意してくれているのに、うちは誰もやってくれない」

あきれて声が出ない、瞬間で忘れてしまうのだろう。
私がいつも用意してあげてるでしょ? 「ここにかけておくからね」ってハンガーに行く通りかの組み合わせでかけて帰るのに、着ないのはあなたでしょ?
「あら、そんな洋服あったの?」平気な顔でそう言うのだもの、困ってしまう。

用意してあげてあることすら、思い出さないのね。
クローゼットの中見れば一目瞭然じゃない。見てないよね。
それなのに、不満ばかりで・・・冷たい家族は私なの?

でも、これが認知症?
こんな人じゃなかったのに・・・ これが認知症?

自分はどうやったら防げるのかな?
あのようには、なりたくない。
性格が違ったら、少しは穏やかにボケられるのかしら?
母の面倒は診てあげるけど、自分は嫌!
哀しいね。

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