2018年11月15日木曜日

軽井沢の開発は環境破壊? だんだん良さがなくなってきている

10年ほど前から軽井沢にセカンドハウスを持った。
夫の仕事の関係で軽井沢のホテルに泊まる日が多くなり過ぎたので家を作るか?ということで林の中に小さな家を建てた。
中軽の便利な地域の割には緑の森や林が多い、ブッシュだらけではあったけれど素敵な所。
小鳥の声が聞こえ、鹿や狐や狸が出没したりスズメバチに占拠されたりなかなか面白い場所であった。

ところがここ数年で様がわりした。
カラマツの林はほとんど切り倒され、ブッシュは整地され、なんだか都市の建売住宅みたいになってきたのです。



軽井沢スタイルというのがあって、別荘を建てる人のマナーや暗黙の了解が言い伝えられてきました。
隣との境には浅間石やドウダンツツジの境界線はあっても塀は立てず、境にある周りの木々はそのまま残す・・・等。環境や軽井沢らしさを盛り込んだものでした。

ところが最近は一件の所有土地面積が狭くなってきたこともあり、敷地いっぱいに家を建て、その土地にあった従来の木々はことごとく倒されて都市郊外の宅地のようになりました。多分夏の気温はどんどん上昇していることでしょう。必要のなかったエアコンをつけ、そして更に気温上昇・・。

軽井沢に来るたびに、ああ、ここも、あそこも・・・と木々が倒され森が宅地化されていてとてもつらい思いをします。
家から見える景色が大きく変わり、林に隠れていた電線や電信柱が視界に入ってきました。そして何よりも木漏れ日を楽しんでいたのに、きつい光の直射日光にさらされここにきている嬉しさが虚しさに変わりつつあります。

これが日本全体、地球全体で起きている現象だったら、人々の意識を変えないと滅びてしまいます。少なくても我が家は木をできるだけ残して家を作りました。お隣もそうです。けれど最近建てた家は皆林を根こそぎ切り倒しました。
開発業者さんも売るだけではなく、マナーもつけて売って欲しいです。
毎日見ていたカラマツの林は何のために、そしてどこへ消えたのでしょう?

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