2011年5月17日火曜日

弱音を吐こう介護日誌⑪ 〜恐怖の火曜日と土曜日の夕方

オババの入浴日が水曜日と日曜日だ。
前日の夕方になるとスタッフの人が、着替えを取りにやって来る。

するとオババから必ず家に電話が来る。
「明日お風呂だからって着替えを持って行くというので断った」
「物がなくなるから、お風呂には入らない」
「具合が悪くてお風呂どころではない」
それを私に訴えるのだ。

私は困ってしまう。
どうもスタッフの人とひと悶着あるようだ。泥棒呼ばわりしているに違いない。
多分上手に対応してくれているのだろうが、あまりにも頻繁なので実に厄介で根深い。

オババかどうして電話をよこすのかいまひとつよく分からない。
スタッフの人とけんかした罪悪感からか、本当に物を取られると信じ込んでいるからか、それとも本当はお風呂にはいりたくないからか?
最初の理由であって欲しいけれど、可能性は薄いかも。

否定してはいけないと物の本には書いてあるので、
「お風呂は週2回しかないのだから、入っておかないと駄目だよ、気持ちいいよ」
と答える。色々反論するので
「何がなくなるの?」と聞くとパンツとかが戻って来ないと言う。
本当は『こんなオババのパンツ取ったってしようがないやろ、誰が持って行くって言うの?』と言いたいところだが我慢して、
「困ったね」と言う。

こうして、私はまたまた憂鬱になるのだ。本当の認知症になっちゃったんだねえ~まるでお手本みたいじゃない。オババしっかりしておくれ!

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