2012年5月29日火曜日

よい歳になるかも・・・

昨日は、私の61歳の誕生日だった。

いつもの年の如く、何も期待していなかったのだが、この日は偶然にも待ちに待った車の到着日。新車はBMW X3 (xDrive20i)  丁度モデルが変わったばかりで、日本上陸第一号の荷でやって来た。とても急いでいただいたので、多分私が日本で20iに乗る最初の所有者かもしれない。

前のブログの如く、12年乗った愛車に別れを告げ、しかし車検を通らなかったため乗れる車がない状態。お借りした車で過ごした1ヶ月以上は、私の性格上、人のものを傷つけたら申しわけない・・・と安心して使えず、緊急以外に使わなかった。
やっと気楽に乗れるぞ!

納車は夕方の6時、その前にスペイン語の授業だった。
Kzさんは仕事で沖縄。

教室に入ると、スクリーンに "Feliz Cumpleaños" (Happy Birthdayの意)と大きな文字で映し出されている。
前のクラスの誰かの誕生日だったに違いない・・・自分をお祝いしてもらっているみたいないい気分。

パトリシア先生に「誰か誕生日だったのですか?」とお聞きすると
「セニョール・タカハシが80歳の誕生日だったのよ、あのお元気さで80歳!」
(タカハシさんはとても素敵な紳士、冬のクラスでご一緒したけれど温かくて控えめでいつも笑顔の絶えない本当に素敵なおじさまなのだ。)
「わあ、すごい、そうだったのですね。 ところで今日、私も誕生日なのです」とつい言ってしまったら、先生眼を輝かせて・・・
「でも、私は80歳じゃありませんから」と言うと、ニッコリして、
「No, Señora Sora」素敵な笑顔。
「un momentito (ちょっと待ってください)」と教室を出て行かれた。
メキシコの誕生日のお祝いのときの歌をプリントしてもらいに行ってくださったのだ。

授業の途中で、すごい嵐になり、雷に雹に強風に・・・みんなで窓を開けて眺めてしまった。教室内で良かった!
雨女の私も最近雨に遭わない。雨でも嵐でも、危機一髪!家に入った瞬間に始まるから、少し運が向いて来たのかもしれない。(今までは、外に出れば快晴でも雨が降ってきたものだ)


まるで悪夢のようだったここ数年の厄払いみたいに、スッキリ!デビルの灰を洗い流されたような気がする。


最後には "Las Mañanitas" という、メキシコの誕生日に歌う伝統的な歌をクラスのみんなと一緒に歌って下さった。平和な明るい曲。先生の声はとてもきれい。
みんなの声は温かい・・・こうして、幸せな61歳がスタートした。

帰宅後、偶然急いで買うことになった初対面の我が車はとても素敵で、仲良くなれそうだった。何しろまだパンフレットもできてないのだから。どんな車がやって来るのかドキドキだった。

営業担当のMさんは、「誕生日の納車って、ほとんどないのですよ。とても珍しいのです」と芍薬とバラとトルコ桔梗のとても私的色合いの素敵な花束を下さった。
女性にはいつも花束は幸せを運んでくれる。私はとても幸せで芍薬のようはポッペになったのではないだろうか?

思いがけないことばかりの上、自分がレディになった気分で、素敵な誕生日だった。(そういえば去年はガツガツ食べてお腹を壊して、上に下に一晩中苦しんだのだった。嫌なものを全部出してしまった意味合いにおいては、ゼロからのスタートだったが、今年はスタート時点で二年前より上向きだ)

さあ、車は4WDのターボ、山道用だ。
おてんばな私はさりげなく、格好良い中年になれるように 

"ぶっ飛ばして、行ってみよう!!"


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