2012年8月30日木曜日

認知症のメカニズム

今日おばあさんの所へ行っていて、気が付いた。

色々なタイプの認知症があると思うが、母の場合に限っては、ある時何らかの理由で自分で物を考えるのをやめてしまった時期があり、そのままにしていたら物を考える回路が遮断されてしまい、ものを考えるというその仕方を忘れてしまったのではないだろうか?

例えば一人暮らしが長かったせいで、次第に自分で解決できないことが増えて来る、そこで問題によって頼る人を決めていたが、それぞれの人に事情があって、頼れなくなった時、頼る事も考えることも放棄してしまったとする。

すると意外にも周りの人々が見かねて、色々助けてくれるのでやってくれるままに身を任せていたら、自分で物を考える事、記憶しておく事などはそれがなくてもそれはそれで物事は動いて行くようだ。好き嫌いで生きて行けばいいんだ!と思うようになる。

あえて負荷をかけて頑張る事を止めてしまった結果、楽にはなったが脳のどこかの部分が大きく退化してしまった。

そう言えば彼女の場合、ある時期からパタッと頭を使う事をやめてしまった。自分にとって必要のない物、興味の対象外の物はぱっぱと、切り捨てた。

面倒くさがりで、空襲の中でも火に包まれ命の危険が迫る瞬間まで布団の中で寝ていたくらいの人だから努力なんか大嫌いだった。
よってどんなタイプの認知症になるかは個々の性格が大きく関与すると思う。

考える事、記憶することをやめてしまった結果、物忘れの天才になってしまった!!
今日もお見事だった! 


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