2022年1月12日水曜日

右手首の骨折⑦ 親指腱移行手術〜ボルトとプレート除去及び腱の短縮手術まで

2021年2月に軽井沢で転倒し、右手首にかなりひどい骨折をしたので、プレートとボルトで繋ぐ手術をしました。 その後抜糸の直前に親指の腱が切れ親指が動かなくなってしまい、3月に腱の移行手術をしました。これは最初の手術で使ったボルトの頭が親指の腱にあたり、擦ってしまい、断裂に至ったのだそうです。

そして今回は3回目の手術が行われました。骨折部分が完治したのでボルトとプレートを除去する手術と腱の短縮手術です。


このまま腕の中に残しておいても良いそうなのですが、人差し指から親指に移行した腱が触れてまた切れてしまったら・・という恐怖と、手首がなんとなくスッキリしないためでした。過敏症の私は異物が体内にあるのはどうも辛いです。

最初の手術からほぼ一年が経過し、傷ついた神経からくるピリピリした痛みもかなり改善された頃なので、このままでも良いかと少し気持ちが動きましたが、親指の動きが今ひとつ良くないので、除去の手術と同時に腱の調整もしていただけるということで思い切って短縮手術もすることにしました。

術後親指を固定している期間は3週間あり、炊事ができないので主婦にとっては悪夢ですが、やはり日々の不便さを思うとやっていただく方が良いと思い、腱の短縮手術も同時にやりました。

全身麻酔で神経ブロックを併用して行ったので、手術はなんの苦労もせずに終わり、入院中も苦しまずにすみました。現在患部を洗う許可もおり、溜まったお湯に浸けなければお風呂もOKです。ボルトのあった所は丸い穴がいくつもあり、現在まだ内出血をしているらしいのですが自然に修復していくそうで、人間の治癒力にはびっくりです。画像に映し出された箇所は穴だらけでした。しかも結構大きな穴がいくつも・・・

術後の経過は良好なのですが、親指を装具で固定しているので右手は入浴や洗浄の時以外は濡らせませんし、腱は縫い付けてあるだけで、自然にくっつくのを待たねばならないないため負荷をかけてはいけないので、腱が落ち着くまで包丁は握れませんし親指は使えません。

けれど、一番辛いのは患部付近に何かが触れると強烈な電気のような痛みが走ることです。それが本当に痛いのです。傷の場所はもちろんのこと、ない所でも痛みが走ります。

ネットで調べるとやはり傷ついた神経から出るシグナルのようなものらしいのですが、衣類に触れた時、装具を外すとき、シャワーの水が当たった時・・・etc 、とにかくビリッときて飛び上がるほど痛い。前回の術後と同じなのですが又振り出しに戻ってしまったみたいで、いつまで続くのかと思うと痛みがトラウマになっていて恐ろしく、気が重いです。一年近くなってもピリピリしていましたから。

このような事例のブログはあまり見かけないので、一応術後の経験談として記録しておきます。

骨折のボルト除去後の患部に関しては全く問題ありません。痛みも縫った箇所の状態も普通の違和感だけですし、電気も走りません。腱の手術箇所のみの現象です。

3週間後に改善しているかわかりませんが、経過の続きを改めて記そうと思います。


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