2010年10月4日月曜日

ツィメルマンのピアノとハーゲン弦楽四重奏団


9月30日、久しぶりのコンサートだ。

通常少なくとも一月に一度はコンサートに行っていたが、今年は冒頭からそれどころではなく、5月の新ロシア国立交響楽団以来・・・5ヶ月?? 
そういえば、家のステレオさえも、ゆっくり音楽が流れるようになったのはここ数日のことだ。

Kzさん(夫)がハーゲンが好きなので、随分前にチケットを買っておいたのだが、買ってあって本当に良かった!

偶然にも、わが家のお気に入りのグラモフォン製の音楽家の顔写真が載っている白黒のカレンダー、もう十年以上(20年??)も毎年絶やしたことがない愛用品だが、今年9月の音楽家がツィメルマンさんだった。
とてもハンサムな気品のある感じの良い、ピアニストだ。
演奏を聴かなくてもメロディーが聞こえてこるような素敵なピアニストだ。

ハーゲンのカルテットは何度目になるだろう? 美しいビオラのヴェロニカさんはまだ健在だ!
何となく兄妹たちは似た雰囲気が漂う。
さすがに音楽環境の中で育った兄妹だけあって、見事に息の合った演奏だ。
ビオラの音も、チェロもバイオリンも磨きがかかっていた。

シューマンのピアノ五重奏曲 変ホ長調op44が今の私には心地良く響いた。

調和の作り出した世界が、ここのところ崩れかけた調和を修復してくれる貴重なひとときだった。

そう、過去から偶然に与えられた贈り物だったのかも。

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