2012年7月3日火曜日

人のいない家

長野の実家の夢をチラチラ続けて見た。
家に呼ばれているような気がして、何かあったのか気になって、行ってきた。

一人暮らしの母が東京のホームに入ってしまったから今は誰も住んでいない。電気も水道ガスも止まっているから、長居はできないし、掃除もできない。

夢で見た家は埃と蜘蛛の巣で廃墟のようだったが、今日の家は何だか今でも母が几帳面に暮らしているみたいな存在感があった。父の魂が守ってくれているのだろうか?
突き当たりの壁にかかっている大きな父の写真が嬉しそうだった。思わず声をかけてしまった、「お父さん、お久しぶりっす!」

できれば、電気も水道も通してもらって、掃除をしてあげたい気持ちにかられた。

人気のない家はネズミが出て来そうで嫌だったが、家が喜んでくれているのか、意外にも暖かみがあって、オババが入院していた時の薄暗い冬の不気味さよりもずっと気が楽だった。
実際すごいボロ家なのだが、母の実家は材木屋さんだったので、おじさんが調達してくれた材木の質が良くて、みかけよりもがっしりしているようだ。
多分夏の割には涼しくて、隣の家がなくなって駐車場になっていたので、光が以前よりも入って明るかったからかもしれない。

母の洋服をチェックして、お気に入りだったものや良いものは特大の丈夫な袋に詰め込んだ。
確か近所のお米屋さんが宅急便を扱っていたはずなので、大きな荷物を抱えて持って行ったら、おじさんが入れ歯をはずしたまま出てきて、
「今日これから病院へ行くところだから宅急便出せないんだよ」とふがふが言っている。
「おじさん、どこか近い所に宅急便できるところない?」と聞いても、全く要領を得ない。
隣の店の人に聞いたら、「セブンイレブンだね」と言われ、
「歩いて行くのかい?・・・(かなりな間があった)・・あなた、元気そうだから行ってらっしゃい!」と無責任にも言われた。

かなり不安だったけれど、行くしかないので、えっちらおっちら行ったら、遠い遠い。あの言葉の間は確かに行くように薦めるべきか迷っていたに違いない。
あんな大きな荷物を持って雨の中を傘もささずに歩いて行ける距離じゃありませんよ〜だ!

というわけで、今日の運動は十分したので、戸締まりをして市役所にかけこんだ。
どうしてって、トイレに行きたくて死にそうだったのだから。

荷物を送ってお昼を食べたら急に元気が出てきて、善光寺へ行くことにした。
どしゃぶりの雨の中、仁王さま、こんにちわ!

だって今年まだ初詣してないし、おみくじは今年の分引いてないから・・・。
大勧進のおみくじは私の年中行事で生まれて此の方日本に居ない時以外はいつも引いていたのだ。どうしても、引きたい。

そして、信じられない程よく当たる!!
だって、父が亡くなった年には凶だったもの。

今日は久々の『大吉』、本当に久しぶり。
自分が正しいと思うことを信念を持って堂々とやり貫きなさい、何もかもうまく行きます・・・けれど、「必ず公道を行きなさい」。道を外れてはいけません。

今までは「じっと耐えて信じて時を待ちなさい、必ず開けます」「今は種まきの時です、必ず実りの時が来るから〜」だったが、やっとお許しが出た。自分から動いても良いらしい。

今年は自分の意志で思う通りに動こう。(もう半年以上過ぎてしまったから次のおみくじを引く時までだな?)判断力の試される時かもしれない。

いざ、行動開始!


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