2012年11月3日土曜日

佐藤愛子さんと霊感

昨夜、佐藤愛子さんの『不敵雑記 たしなみし』を読み終えたとき、ちょうど軽井沢で全くの一人の夜を迎えていた。

ポツンと林の中で一人で夜を過ごすのは初めてで、少しざわざわしていた。
耳をすますと結構色々な音がして、人が居ると生活音の中で気にならないが、感覚が研ぎすまされてきて不気味なのだ。

ところが、最後の章に来た時、佐藤さんの心霊体験の話があった。
彼女は『憑霊体質』なのだそうで、ポルターガイスト的体験は多数あるらしい。

そこに心霊研究家のEさんのことが出ていて、彼女はまさに霊能者で色々な現象が見えるらしい。戦場で戦っている血だらけの人が見えたりするらしく、夜更けにEさんの見えるものを読んでいると、急に窓から霊たちに覗かれているような気がして恐くなって来た。

私自身は何も見えないが、奇妙な体験をしたことがあるし、そういう物事に結構敏感な方なので、普段から呼び込まないようにとできるだけ考えないようにしている。
「危ない!」と思うと想念を空っぽにする習慣がある。

ある意味で(何となく信じているからだと思うが)とても臆病な面があるので、いつか目覚めてしまったら困ると勝手に考え、意識することをやめ、そちらに近づかないようにしている。

お風呂に入り、大きな声で歌を歌いながら温めのお湯で長風呂をして、リラックスしたところで想念を空っぽにして、眠ってしまった。

貧乏神を呼び込んでも困るし、あっちの世界とつながっても困るので、できるだけボーッとしていようと思うのだ。

でもスペインやラテン系の国々では、精霊や死者たちは同じ空間をフヨフヨし境目がなく一緒に暮らしているらしいから、そんなに怖がらなくても良いのかもしれない。

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