2012年11月19日月曜日

我が家の世代交代⑦ 〜テレビ Regza 55Z7

1997年製、ソニーのmuse という37インチのプロジェクションテレビがついに交代だ。

画面の中に光のリフレクションが起きたようなピンクや青いシミがあちこちに出来始めて何年になるだろうか? 
リアプロジェクターについた埃が拡大されて画面に映し出されているので、中を開けて顕微鏡やカメラのレンズについた埃をシュッシュと風をあててはらうみたいにすると吹っ飛んで行くのだが・・・

以前修理を頼んだ時に、修理屋さんが分解して風を当てて埃を吹き飛ばしたらそのピンク色の影が消えた。そして「えっ?これだけ?」って思ったのを思い出す。故障ではなく単なる埃だったのだ。このタイプのテレビは埃を呼び込むらしい。

昔映画館に行くと、映写機の隅の方に糸くずみたいなものが引っかかって動いていたが、あれに色がついたような懐かしい景色だった。

そのシミの数が増え、画面が更に暗くなって来た。
ハイビジョンが始まって、機械がレトロで追いつかないので、何ともちぐはぐな画面であったが、妙に気持ちが落ち着いた。『平清盛』など画面が暗いから何をしているのかよく分からない。が、見えないものを観るのも悪くなかった。

いつもうす暗い映像で、文字は文字であることは分かるが判読不能、サッカーの試合などは敵と味方の色の違いは分かるものの、選手は誰か全く分からない。髪が長いとか短いとかハゲだとか、動きの癖や特徴で観ていた。
更に困るのはボールがどこにあるのか分からない・・・どこどこ??なんてうろついているうちにシュートが決まってしまったりして。

そんなテレビにさようならを言う日が来た。ご苦労さま。(これはプロジェクションテレビなのでリサイクルに行けなくて、粗大ごみなのだそうだ・・やれやれ)

1997年にサッカーのワールドカップのフランス大会に向けて買ったテレビだった。これも又15年選手。我が家に住んでいるものたちの寿命だろうか?

Kzさんはテレビより本を読んだり音楽を聴く方が多い人だったので、私は(本当はすごい映画好き、ドラマ好きなのだが)遠慮してKzさんの居ない時しかテレビを観なかった。しかし、最近歳をとって図々しくなり、自分の観たい物を観る機会が増えたら、スポーツとニュースしか観なかったKzさんまでドラマ好きなってきて、ついにNHKのオンデマンドの特選ライブラリーまで観るようになった。(軽井沢にはテレビがないので、PCで観ていた)

そんなことがきっかけで、ついに新しいテレビを買った。

ソニーは止めて、東芝の"Regza 55Z7"
でっか〜〜い奴だ。55インチ!

いくら今までの反動でも・・・Kzさんのやることは・・・「どうせ買い替えるなら、何か変化ないと」とかなんとか言ってさ。

別世界!!!
でも、画面がでかい! 風景はとてもとてもきれいだけど、顔がでかい!
私は、政治家なんかをこんなでかい顔で見たくないのだ。
まあ、まあ、どうせ私だ。。。直ぐに慣れるだろう。

しかし、映画好きには、き・け・ん・・・な香りが・・・

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