2012年11月24日土曜日

ショック!軽井沢の開発って・・・こんなでいいの?

ああ、ショック!!! 今月の初めに、こんなだったところが、

昨夜軽井沢に来て、今朝見たら

こんなになってしまっていた。

唐松の林が全部消えて、、、多分売りに出す準備をしているか、売れてしまったかなのだろう。何故なら一度少し木を切って整理していたので、売るのかな?と思っていた矢先だったからだ。
不動産屋さんが、買う時に「中途半端な大きさなので、あそこは売れないでしょうね」と言っていたのを、信じていたのだが、人気がでてしまったのだろうか?

素敵な林だったのに、どうしてこうなるのだろう?泣きたい気分だ。
浅間山が裏のバルコニーから見えるのでこの土地を買ったのだが、ここがこんな風に丸裸にされて、もし家が建ったら、もう見えなくなってしまうかもしれない、そうしたら別世界と化す。

我が家は、雑木林の中にあった。

しかし、去年手前の1000坪くらいの土地の木が切り倒されたのを見た時、『そうか、土地は変わるのだ』と思って、ものすごいショックを感じたものだった。
嫌な予感がした。
雑木林が好きで買った土地で、林の中にポツン、ポツンと程よい空間に静かに家が建ち、どこを見ても木ばかり、それが、ちょっと続けて素敵な家が建った途端、たった2〜3年で、あそこも、エッ!ここも??と周りの林がことごとく切り倒されて行くのを見るのは辛い。確かに一見素敵な別荘地なのだ、以前を知らない人には・・・多分土地の値が上がって、持ち主に有利になったのだろう。

うちは木を残して家を建てた。
だから、雑木林の中に家が建っているのでどうにか格好がついている。去年できた後ろの家もそうだ。我が家と土地を二分しているので、お互いに印象を悪くしないように配慮して作ってくださったので、家の色や木々の配置も、損なっていない。
多分地元の不動産屋であることが影響していると思う。

ところが、今売りに出している土地は、木を残してないのだ。つまり、300〜600坪位の単位で、あちこちを、いわゆる更地にしてしまっているのだ。素敵な林だったのに、全くの更地・・・もったいなくて泣き出したくなる。狸や狐も来るし、雉だって来る。小鳥は朝から大合唱だし・・それは木があるからだ。

せめて売れてから更地にすれば良いではないか!
売れる前に、不動産屋の所有の段階でまだどのように利用されるかも、買った人の好みも分からないうちに、もしかしたら売れないかもしれないそんな土地を何故一本も木がない更地の状態にしなければいけないのだろうか?
特に大手の持ち物や、感じの悪いあの不動産屋の土地に多い現象だ。

それに、軽井沢の別荘には暗黙の了解があって、木を残すとか、塀を建てないとか、隣の家との境は並木で、とかドウダンツツジの生け垣で、とか浅間石を使いましょうとか・・・そういうルールで美しさと気品とバランスを保っていたのに、これは何なのだろう?

今扱っている開発業者がいけないのではないだろうか?
うちが買った不動産屋さんの物件はみんな木々が残っている。しかし会社によってかなりな違いが生じているような気がする。不動産屋さんも売る事ばかり考えないで、町の保全も考えて、買い手や売り手に納得させてから売って欲しいものだ。

あんなに大きな木になるまでに、何年かかるのか分かっているのだろうか?空気をきれいにして、夏は涼しくしてくれる。自然の景色の良さが目に与える影響を知らないのだろうか?心もとない開発業者は、自覚して欲しい。

散歩に行く時によく近くを通るが、あのビル・ゲイツの土地もすごい工事音がしている。警備がきつくて私のコースから中はよく見えないが、多分環境破壊が起きているのだろうなあ〜・・と勝手な想像。
まあ、大金持ちだから、仕上がった段階で又木を植え直したりするのかもしれないけれど。

Kzさんが、土地を探していた時に、買うなら1000坪くらいのを買わないと、環境維持できないよ・・・と言っていた。「何を贅沢なこと言ってるの!!」と思ったが、今更ながら、そういう意味だったのか!と納得するのだった。あの人は何でも分かっているのが憎たらしい、もっともそんな財力がなかったのだからこの状況は受け入れるしかないのだけれど。

土地の値段が上がるよりも、心地良い土地であってくれますように。
軽井沢の環境がこれ以上壊されませんように・・・

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