2010年12月1日水曜日

浅間山がみえた!



わが家の北側のバルコニーからとうとう浅間山が見えた!!

夏の間、木々に葉が茂って見えなかった浅間が姿を見せた。
かくれんぼをしていたみたいに、晴れ渡った空、唐松の林の中からひょっこり姿を現した。

Kzさんも私もこれが見えるようになる季節の軽井沢が好きだ。何年もの間、オフシーズンや真冬になるとよく来たものだ。

土地を探していた時に、条件は『浅間山が見える所』に限定していた。
ところが私は夏、山も何も見えないのに、この土地が気に入ってしまった。
誰も信じないと思うけれど、土地が私を呼んだのだ、「ここに住んで!」って。

不動産屋さんは、「確か冬には見えたような気がするけどなあ~」と曖昧なことを言っている。
私達は山が見えるか確認したくて、何度この土地に足を運んだだろうか? 「確かにあそこにいるはずなのだけれど・・・」と。しかし晴天の日でも見えることはなかった。

もちろん見えないけれど、この土地を買った。しかも北側に浅間山を見るためのバルコニーまで作った。だって気配があったから。

面白かったのは、ここだけ地形が違ったことだ。
Kzさんは後になってここを『クリアリング』と呼んだが、、、つまり前述の"ブレニンの本" (哲学者とオオカミ)によると『森の中の開けた場所』という意味なのだそうだ、、、周りが全部唐松の森なのに、ここだけ明るく開け、全然違う木がはえている、生態系が違うみたいに。 
しかも木の生え方が、ますむらひろしの漫画のアタゴオルの森みたいなのだ。
ひょろひょろと異様に上に伸びていて、頭の所だけに葉がはえている。高い高~い木の幹にはほとんど葉っぱがない。とても不思議な妙に気持ちが落ち着く光景。一本一本の木の周りには光の輪があって、みんながダンスをしている。虫や小鳥や枯れ葉たちが・・・・。

タクシーの運転手さんが「あそこは昔神社の社があって、別の場所へ移したんですよ」と、おっしゃっていたけれど、もしかしたら本当かもしれない。

見えなかったけれど気配でこの向こうに山があるのが分かっていて、しかも山からやってくるオーラがジンジン響いていたので買った。そして11月の末、唐松が金色の葉を落として、とうとう浅間山が上の方だけだけれど立派に存在感を示してくれた。当然のように。  
Kzさんの渦巻きの庭がこれからどんな風にアレンジされ変わって行くか、楽しみです。

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