2010年12月20日月曜日

spec、終わってしまった

今シーズンは、スペックを毎回楽しみに観ていた。

何だか分からないが妙に面白かった。 人間の脳内の未知の部分に照準をあてているのが興味深かったのかもしれないし、瀬文さんと当麻さんのキャラが面白かったのかもしれない。

当麻さんの性格が自分に似ているような気がしないでもないところが良かったのか、瀬文さんのコツコツ加減が妙に魅力的だったのか、とにかくプロットよりもむしろ、二人の様子を見ていたかったのかもしれない。

あるいは、大真面目なシーンに思わず吹き出してしまうようなことが起きるのでそれがたまらなく快感だったのかもしれない。人生ってこういう緩みが必要なのだって・・・。
瀬文のあの歯はなんだったんだ!!

でも、一番自分好みだったのは、トリックがたくさん隠されていて、ぼやっと観ている人は見落とす、見逃す・・・でもそれでもそこそこに楽しめるけど・・・という面白さだった。不要な小道具は一つもない、と言っても良いかな?というくらいヒントがたくさん当たり前に登場していて、それに気付く人が更に楽しく観れる・・・というところか。
細部にこだわった作品って結構好きなのだ。村上春樹の本みたいで。

最終回に時間の拡大がなかったのはあまり人気が無かったからなのだろうか?

戸田恵梨香は『ボス』の時に『ふう~ん、こういうのやれるんだ・・・』って思っていたら、あのときのぎこちなさが消えて、なかなかバージョンアップしていた。間に観たいくつかの作品も彼女の美しさより内面の面白さを引き出していて、なかなか個性的で癖があって面白かった。益々楽しみな女優さんになっていくと思う。

加瀬亮はいつ見ても魅力的な役者さんだ、彼でなければできない役、彼にやってほしい役がある人だ。これからも一つ一つがとても楽しみだ。次は何?

多分、又続編があるだろう。
だって、あの終わり方だもの。
あれは『面白くないから、番組打ち切り』か『次もシリーズで行こう』のどちらかだ。

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