2010年11月25日木曜日

弱音を吐こう介護日誌① 困ったねぇ~益々認知症傾向大、ケアマネさんも困る!

Kzさん台湾に出張中につき、オババの所へ行ってきました。

背中は前より更に曲がってきました。丁度『みなしごハッチ』とかテレビの人形劇『新三銃士』のリシュリュー枢機卿みたいなカーブを描いてきているので、老婆の風格が出てきました。
杖をついて、黒いドレスを着たらまさに魔女、しかもわるーい魔女!

それほど時が経っているわけではないのに、老化はかなり進み・・・一番気になるのは、とにかく子供みたいに同じ事をひっきりなしに繰り返して質問するようになったことです。今まではある一定の時間内に同じ話が何度も出てきてうんざりでしたが、同じ質問を立て続けに繰り返すようなことはありませんでした。
よく、お母さん同士がおしゃべりをしていて、聞きたいことがあるのに答えてくれない時、子供は何度も繰り返して聞きますが、まさにあのパターンをおばあさんがやるのです。

最初の洗礼: 郵便物。
前回行った時に始末した後に来た郵便物の中に大切な物がないかをチェックします。
まず「これはもういらないから、捨てていいよ。これは大切なものだからここに入れておくからね」と選別します。ところが、捨てていいからと渡した郵便物をすぐに持って来て、全部又聞きなおすのです。
次は、ばらばらに持って来て、聞きなおす。

「これは、捨てていいのかね?」
「いいよ」「これは?」「それも捨てていいよ」・・・・とこの時までは私もまだ優しく答えています。
少し経つと、又・・・
(『えーーーーっ!!どうなってるの?今聞いたばかりやん。しかも何回聞いた?封筒が恐いよ~』)

それでも私は「捨てていいよ」と答える。
だってKzさんに「ソラさんきついよ、優しく言ってあげないと駄目だよ」と釘をさされているから。

あまり繰り返すので、「これはもういらないから捨てちゃおうね~、紛らわしいでしょ?」と、クズ籠に捨てると、
今度はなんと、捨てたばかりのくずかごの中から引っ張り出して来て、
「これ捨てていいのかしら」とやり出す。(我が目を疑う私)
「おいおい、捨てたのわざわざ出して来るなってば・・・」
またくずかごへ行ったので、とうとう「今度引っ張り出してきたらマジ怒るよ」とにらんだ私。
そしてオババがトイレへ行った隙に、「これ以外に方法なし」と全部細かくちぎって見えないところへ捨ててしまった。

とにかく、郵便物のみならず、今回はあらゆるところでこの怪現象が起きました。私はまるでアリスのコーヒーカップの中でぐるぐる回りながら生活しているような気分になり、最後には頭がくらくら、胃がむかむかしてきました。
前はこんなじゃなかったのに。
とにかく気になることがあると、そのことで頭が一杯になってしまうみたいで、質問の答えを聞いてもそれが記憶に残らず、気になっていたということだけが気になってしまい、又質問を繰り返すことになるらしいです。

ケアマネさんも音を上げるほどの頑固者。
本当に不安になります。この状態の一人暮しって・・・困ったなあ。
ジジちゃん、天国から降りてきてお助けマンして欲しい!

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