2011年11月21日月曜日

家族の行事続く〜・・・お食事会

ここのところ、ファミリーイベントが続いた。

Kzさんの両親の誕生パーティーから、娘の一時帰国、義妹の娘−つまりKzさんの姪っ子のお披露目お食事会、そして昨日はオババを囲んで、私のファミリーのほうのお食事会だった。

色々あるが、どのような一族であっても、やはり家族は家族だという印象を持った。
血族と本人は血はつながってはいないが、血族を生み出した他人同士の家族という関係による奇妙な連帯感がある。
これはある種、理屈ではない世界だ。

うちのオババはアルツハイマーの病名をもらっている認知症の89歳、一月で90歳のおばあさんだ。
兄は自分が母にとっては誰よりも名医だと言っていたが、確かに医師の診察や対処や指導はあまりにも、普通で形式的であり、個人を見ずに一般論を当てはめているだけなのが良く分かり、その人その人により惚けて行く家庭には個人差や異なった理由やバックグラウンドがあるものであり、家族しか分からないきめの細かい配慮からの刺激や愛情により何か多少のアドバンテージがあるのではないかという姿勢は悪くないと思う。私もそう確信していた。

日本の認知症に対するレベルはかなり遅れていると私は思う。
それにお年寄りを気持ち良く惚けさせてあげることは素敵なことだ。

そんなわけで、『どうしてみんなが集まっているの?』みたいな顔をして真ん中にチョコンと座っているおばあさんを囲んで、穏やかに好き放題のことを言いながら吉祥寺の聘珍楼でお食事をするのはとても良いことだと思う。しかもおばあさんの奢りで、安心してたらふく飲み食いする。「おばあちゃん、ごちそうさまでした!」とみんなで大きな声でお礼を言う。この瞬間がなかなか楽しい!
おばあさんが兄妹二人の家族をつなげてくれ、おばあさんの幸せのためにみんなで協力し合うのはとても貴重なことなのだ。

惚けながらもしっかり大きな役目をしている母には手こずりながらも感謝しないといけないのかも・・・と少し寛大になった私。

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